「資源循環」に着目した取組み「サーキュラーシティ丸の内」始動 第1弾は料理の持ち帰り「MARUNOUCHI TO GOプロジェクト」

三菱地所グループでは「三菱地所グループのSustainable Development Goals 2030」において、CO2排出量や再生可能電力比率のほか、廃棄物においても再利用率と排出量に関する削減目標とKPIを定め、サステナブルな社会の実現に向けた取り組みを推進している。

その一環として、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)においては、2030年までに廃棄物再利用率100%、単位面積当たり廃棄物排出量20%削減達成を掲げており、このほど、丸の内エリアで「資源循環」に着目した取組み「サーキュラーシティ丸の内」を始動すると発表した。

第一弾として、丸の内エリアの飲食店舗の協力のもと、食べきれなかった料理の持ち帰り用容器TOGOBOXや紙袋を無償配布して食品ロス削減につなげる「MARUNOUCHI TO GOプロジェクト」をスタート。

サステナブルな社会に向け、テナント就業者・来街者など多様なステークホルダーとともに、環境に優しいまちづくりを目指すとしている。

■第一弾食品ロス削減施策料理の持ち帰り「MARUNOUCHI TO GOプロジェクト」

環境省によると、日本で年間約600万t発生している「食品ロス」のうち、約120万tが飲食店等の外食産業から発生している。

一方、消費者庁の調査で、外食時に食べきれなかった料理を持ち帰ることに9割が賛成する反面、実際に持ち帰ったことのある人は2割に留まっていることが明らかになっているとのことだ。

そこで、飲食店舗の協力のもと、希望者に対し、料理の持ち帰り専用容器TO GO BOXと紙袋を無償配布、各自で食べ残した料理を詰めて持ち帰れるようにするもの。

なお、紙袋は、丸の内エリアのオフィス等で発生した段ボール古紙を100%利用、オフィス就業者による紙ゴミ分別の促進に繋げるとともに、飲食店の利用者にもエシカルな取組みに参加できるようにすることで、国内最大の企業と商業が集積するまち全体で、廃棄物再利用の循環システム構築を目指すとのことだ。

また、同プロジェクトを通じ、食べきれなかった料理を持ち帰るライフスタイルの浸透を目指すとしている。

■MARUNOUCHI TO GOプロジェクト概要

・期間
2022年4月21日~6月30日

・対象施設
丸ビル、新丸ビル、丸の内オアゾ、iiyo!!(イーヨ‼)、東京ビルTOKIA、丸の内ブリックスクエア、二重橋スクエア、丸の内テラス、TOKYO TORCH Terrace、よいまちの飲食店舗(一部を除く)
対象店舗74店舗(4月21日時点)
URL:https://www.marunouchi.com/lp/togobox/

・運用
持ち帰りができる飲食店であることを示すPOPやステッカーを参加飲食店舗に配布。希望者に専用容器と紙袋を無償配布、各自で食べきれなかった料理を容器に詰めて持ち帰り。

・紙袋
丸紅グループと連携、丸の内エリアのオフィス等で発生した段ボール古紙を100%利用して、トレーサビリティを確保したリサイクルスキームのもと紙袋を制作。古紙100%再生紙(R100)の地球に優しい紙製品。

・容器
バガス(サトウキビの搾りかす)からできたエコ容器。100%天然素材、電子レンジ利用可。

・専用サイトURL
https://www.marunouchi.com/lp/togobox/

モバイルバージョンを終了