会議の時間、会社員の7割が「60分以下でいい」業務中の5分休憩が脳の生産性を高める可能性も判明 Endian調べ

会議

Endianが展開するリラクゼーションドリンクブランド「CHILL OUT(チルアウト)」は、20歳~59歳の会社員を対象に「会議時間と生産性」に関するアンケート調査を実施し、結果を公表した。

■会社員の7割以上(71.8%)は、60分単位の会議を「短縮したい」と思っている。

全国の20歳~59歳の会社員500人を対象に「会議時間と生産性」に関して意識調査を実施したところ、回答した会社員の約半数にあたる49.8%が「自分の勤務先の働き方は生産的ではない」と感じていることが判明。

また、約2人に1人の51.4%が、会議に感じる課題として「成果がない」と回答し、71.8%が60分単位の会議時間の設定に「60分より短くていい」と感じていることがわかった。

また、「55分間働いて5分間休憩を取る働き方」をワークタイムの基本として導入する企業について印象を聞くと、約8割にあたる75.2%が「好感を持てる」と回答し、約7割の69.6%が「自分の勤務先でも導入してほしい」と回答したという。

その働き方を魅力的に感じる理由としては、「頭の切り替えに良さそうだから」が44.3%、「集中力が高まりそうだから」が40.8%、「リラックスして働けそうだから」が34.5%という回答となったとのことだ。

「55分間働いて5分間休憩を取る働き方」を基本として導入する企業についての印象

■業務中の5分間休憩が「マインドワンダリング」状態を促進させ、知的生産性を向上させる可能性が、認知課題テストから判明。

Endianは、業務中に5分間の休憩を取ることが業務における知的生産性にどのような影響を与えるかを確認するため、脳の認知機能を調査する実験を実施。
※健康な22歳~45歳の男女ビジネスパーソン18名を対象に認知機能実験を実施

その結果、業務中の5分間休憩により知的生産性が向上したことを示唆する結果が得られたという。

インスピレーションを必要とするようなクリエイティブな業務や問題解決に取り組む際に、一旦その問題から離れて放置している間に無意識のうちにアイデアが広がることがあることが先行研究では知られており、問題解決の「インキュベーション期間」と呼ばれている。

この「インキュベーション期間」において、脳が目の前の課題にのみ注意を向けている状態から解放された、「マインドワンダリング」と呼ばれる状態に入っていることが脳神経科学研究で明らかになってきているとし、知的生産性との関連性について研究が進められているとのことだ。

同実験の結果、連続した長時間の業務を行った際に比べて5分間の休憩を間に取った際の方が、マインドワンダリング状態が促進される結果と休憩後の業務の知的生産性が向上したと考えられる結果が得られたとしている。

業務中に5分間の休憩を取ることによる脳の認知機能を調査

【調査概要】
■調査対象:全国の20歳~59歳会社員
■調査期間:2022年3月16日~3月17日
■サンプル数:500人
■調査方法:Webアンケート調査
■調査委託先:株式会社ネオマーケティング

<参考>
Endian『会議時間と生産性

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