京王電鉄とJR東日本、新宿駅西南口地区の開発計画手続きが開始に

京王電鉄 JR東日本

京王電鉄および東日本旅客鉄道は、両者は事業主体となる新宿駅西南口地区の開発計画について、国家戦略特別区域会議のもとに設置された東京都都市再生分科会が開催され、同計画に関する都市計画手続きが開始されたことを発表した。

京王電鉄・東日本旅客鉄道

同計画地は、2018年3月に東京都・新宿区から公表された「新宿の拠点再整備方針」に示されている、「駅・駅前広場・駅ビルを一体的に再編し、駅とまち、まちとまちを繋げ、新宿全体を活性化させる次世代のターミナル『新宿グランドターミナル』」に位置しているという。

同計画では、2019年12月に都市計画決定告示された、新宿駅直近地区土地区画整理事業や2021年4月に都市計画決定告示された新宿駅西口地区開発計画等の周辺開発と連携。

新宿グランドターミナルとまちをつなげる東西南北の重層的な歩行者ネットワークや地下・地上・デッキ階をつなぐ視認性の高い縦動線の整備、にぎわい施設等と一体となった屋内外の滞留・回遊空間や観光コンテンツ創出、観光情報発信・体験機能および宿泊機能の導入による観光拠点の整備、災害時の防災対応力を強化するとしている。

新たな省エネ技術の積極的な導入による環境負荷の低減等に取り組むことで、新宿エリア全体の活性化に寄与していきたい考えだという。

今後、東京都の国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトとして、内閣総理大臣による区域計画の認定に向け、東京都、新宿区、および渋谷区の都市計画審議会や国家戦略特別区域会議等の手続きが進められていく予定とのことだ。

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