Appleは、美しく編集されたビデオをiPhoneとiPadでかつてないほど簡単に作成できる機能を含む、iMovieの新バージョンを発表した。

ストーリーボードには、DIY、料理、製品レビュー、科学実験など、同僚やクラスメートとソーシャルメディアで共有される人気のビデオタイプのテンプレートがあらかじめ用意されており、コンテンツクリエイターや映画制作者を目指す人たちが編集方法を学んだり、ビデオでストーリーを伝えるスキルを高めるのに役立つ。

ストーリーボードにはビデオの種類ごとに柔軟な撮影リストがあり、どのクリップを撮影すればよいかを手順を追って説明するガイドがついているので、簡単に始めることができるとのことだ。

これまでになく素早くビデオを作りたい人向けには、マジックムービーがトランジション、エフェクト、音楽を自動的に追加して、ユーザーが選択したクリップや写真から洗練されたビデオを瞬時に作成。

どちらの新機能にも幅広いスタイルが用意されており、すべてが調和するようにデザインされたタイトル、フィルタ、トランジション、色調、音楽など、ビデオの最終的な見た目や雰囲気をパーソナライズすることができる。

ストーリーボードを使ってビデオでストーリーを伝える方法を学び、スキルを磨く

ストーリーボードを使うと、ビデオ作成プロセスを非常にスムーズに始めることができ、初心者は編集方法を学んだり、ストーリーを伝えるスキルを磨いたりすることができる。クリエイターは、空のタイムラインから始める代わりに、料理、Q&A、製品レビュー、ニュースレポートなど、バラエティ豊かな人気のビデオタイプが揃う20のストーリーボードから選ぶことができる。

人気のビデオジャンルにもとづく20種類の様々なストーリーボードから選んで始めることができる

それぞれのストーリーボードには、特定の物語を伝えるためのクリップを並べた撮影リストがある。

各プレースホルダーには例示となるサムネイルがあり、クリップをもっと面白くするための質問や撮影方法の提案のヒントが含まれているとのことだ。さらにカスタマイズするには、必要に応じてビデオを追加したり、並べ替えたり、ストーリーボードから削除できる。

クリエイターは、タイトルやトランジションを含む様々なビデオスタイルを適用し、試してみることも可能。タイトルのレイアウトやフォント、フィルタ、色調を選ぶこともできる。

音楽はプロジェクトの長さに合わせてダイナミックに調整され、ユーザーはトリミングや分割、クリップのスピード、クリップのボリュームなどの直感的な編集ツールを使ってそれぞれのクリップの完成度を高めることができる。

あらかじめ用意された独自のビデオスタイルを追加し、プロジェクトの見た目や雰囲気を一味違ったものにすることができる

完成したストーリーボードのビデオは、iMovieからメッセージやメールを介して、あるいはソーシャルメディアプラットフォームで、簡単に共有することができる。

マジックムービーで瞬時にビデオを作成

マジックムービーでは、タイトル、トランジション、音楽を加えた美しいカスタムビデオを、ほんの数回のタップで作成できる。マジックムービーを作成するには、ユーザーはライブラリからアルバムまたは写真や画像のグループを選択するだけ。

マジックムービーがその映像の中から瞬く間にベストシーンを特定し、プロジェクトを作成するとのことだ。

クリエイターは、シンプルなマジックムービーの撮影リストでクリップを並べ替えたり削除したり、プロジェクトをさらに編集したりして、簡単にマジックムービーに自分なりの工夫を加えることができるという。

スタイルを追加して、ビデオ全体の見た目や雰囲気を変えることも可能。ストーリーボードのビデオと同様に、マジックムービーもiMovieからメッセージやメールを介して、またはソーシャルメディア上で共有することができる。

ユーザーはマジックムービーを使って自分の写真アルバムから自動的に美しいビデオを作成できる