日本トレンドリサーチは、「コロナとワクチンに関するアンケート」を実施し、結果公表した。

■84.1%が新型コロナワクチンを「2回以上接種している」

初めに、新型コロナワクチンを接種したかを調査。最も多かったのは「3回接種した」という回答で42.9%となった。
また、「2回接種した」という回答も多く41.2%で、84.1%の人が2回以上新型コロナワクチンを接種しているとのことだ。

一方で「接種していない」と回答した人は15.8%。接種していない理由について最も多かったのは、「接種したくない」では57.7%であった。

同回答については、「副反応や後遺症が不安」「何が入ってるかわからないものを体内に入れたくない」「接種しに行くのが面倒」などの理由で「接種したくない」という人もいるとしている。

【左】新型コロナワクチンを接種したか【右】接種していない理由

続いて、新型コロナワクチンを接種している人に、4回目接種が開始されたら接種をしたいと思うかを調査。

53.7%が「4回目の接種もしたい」と回答し、半数以上の人が「4回目の接種もしたい」と考えていることがわかった。一方で、「4回目の接種はしたくない」と考えている人は16.1%、「どちらとも言えない」と感じている人は30.2%という結果に。

4回目接種が開始されたら接種をしたいと思うか

■ワクチン接種前に新型コロナウイルスに感染した人は、42.9%が「とても辛かった」と回答、ワクチン接種後に感染した人は、40.0%が「やや辛かった」と回答

次に、ワクチンを接種した人にこのコロナ禍で、新型コロナウイルスに感染したかについて調査を実施した結果、4.8%の人が「感染した」と回答。

続けて「感染した」と回答した人に、新型コロナウイルスに感染した時期について質問をしたところ、「ワクチンを接種する前」に感染した人は28.6%、「ワクチンを接種した後」に感染した方は71.4%でとなった。

なお同調査で、ワクチン接種前と接種後どちらも感染したという人はいなかったとのことだ。

【左】このコロナ禍で新型コロナウイルスに感染したか【右】感染した時期

次に、新型コロナウイルスの症状の辛さについて聞き、感染した時期別に集計。

なお、症状の辛さの基準は以下の通りとしている。
●「とても辛かった」:これまでに経験したことのないレベルの辛さ
●「辛かった」:これまでに経験したことのあるレベルの辛さ
●「やや辛かった」:楽ではないものの、もっと辛かった経験がこれまでにある
●「ほとんど辛くなかった」:多少違和感があるものの、辛さはなかった

調査の結果「ワクチンを接種する前」に感染した人は、42.9%が「とても辛かった」と回答し、4割以上の人がこれまでに経験したことのないレベルの辛さだったと感じたことが判明した。

一方で、「ワクチンを接種した後」に感染した人は、「やや辛かった」という人が最も多く、40.0%となったとのことだ。

新型コロナウイルスの症状の辛さ

症状の辛さの違いは、ウイルスの株ごとの症状の違いもあるため一概には言えないものの、ワクチンの効果の表れているのかもしれないと同社は考察している。

新型コロナワクチンの感染予防効果については一時的とも言われているが、5割以上の人は4回目も接種したいと考えている結果となったが、裏を返せば半数近い人が4回目の接種には前向きではないという結果ともなったとのことだ。

「コロナとワクチンに関するアンケート」調査概要
調査期間:2022年3月24日~4月6日
集計対象人数:
1,200名(20代以下・30代・40代・50代・60代・70代以上各年代200名)
調査対象者:男女

<参考>
日本トレンドリサーチ『コロナとワクチンに関するアンケート
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