オリエンタルランド・イノベーションズは、植物性かつ生分解性のプラスチック代替素材(modocell®)製品の開発・製造販売を行うアミカテラに出資したと発表した。
アミカテラは、長年に及ぶ研究・開発による高い技術力を用いて、植物性かつ自然環境下で完全分解可能な代替プラスチック素材である「modo-cell®」製品を製造し、販売する企業。
「modo-cell®」製品は、非可食の植物繊維(セルロース)を主原料とする再生可能資源を用いており、カーボンニュートラルかつ燃焼時に有害物質を生じないなど、プラスチックを取り巻く環境問題の解決に寄与する製品であるとのことだ。
「生きとし生けるものの故郷=地球への感謝を忘れず優しくあれば、そこに住まう人や動物たちが末永く幸せに暮らしていける」という想いのもと、農業廃棄物や放置竹林、残渣などを利活用した製品を製造している。
製品の使用後は回収して再製造し、一貫して自然環境保護に向けたリサイクル活動を推進することで、循環型社会への貢献を目指すという。
◇出資の目的
アミカテラの掲げるミッションや、事業を通じて社会課題の解決を目指す取り組みに大変共感している。気候変動問題や海洋汚染等の原因となるプラスチック問題への社会的な関心が強くなる中、アミカテラは確かな技術と製品を背景にプラスチックを取り巻く環境問題の解決、循環型社会の実現を目指している企業。
オリエンタルランドグループとしても、循環型社会を目指す取り組みに期待し、事業運営の中で環境問題の解決に貢献したいという想いから、アミカテラとの協業の可能性について検討を進めるため、出資を決定したとのことだ。