品川区は4月11日、ふるさと納税制度を通じてクラウドファンディング型で寄付を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下、GCF®)で、ブラインドサッカーの活動支援と啓蒙活動を目的としたプロジェクトを開始。
募集期間は7月9日までで、第一目標寄付金額は150万円とし、最終的には300万円を目指すという。
品川区とブラインドサッカーのつながりについて
品川区と特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会(以下、JBFA)は、2014(平成26)年からブラインドサッカーの国内大会や競技体験教室を品川区で実施するなど相互に連携を深めてきたという。
品川区はJBFAが掲げる「ブラインドサッカーを通じて、視覚障害者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現すること」というビジョンに賛同し、2016(平成28)年にはブラインドサッカーを中心とした障害者スポーツの振興や障害者理解を促進するためJBFAとパートナーシップ協定を締結。2021年には協定を再締結している。
品川区はこれまで、体験型ダイバーシティ教育プログラム「スポ育」の全区立中学校での実施、国際・国内大会の開催、各種イベントでの体験会の実施など様々な取り組みを推進し、ブラインドサッカーを応援してきた。
一方で、区内にはパラアスリートがトレーニング等で自由に活動できる環境や区民が気軽にパラスポーツに触れ合える十分な環境が整っていないなど課題も多く、障害者に対する理解もさらに進めていく必要があるとのことだ。
こうした現状を受けて、プロジェクトをスタート。
プロジェクトでは、ブラインドサッカーの活動支援だけでなく、視覚障害者への理解を深める場を創出することを目的とし、寄付金は、国内大会の実施や日本代表強化指定選手と次世代育成選手の活動支援などの費用、ブラインドサッカーの選手と誰もが交流できる場作りに充てるとしている。
品川区は、ブラインドサッカーを通じて「視覚障害者と健常者が当たり前に混ざり合える社会」の実現を目指すとのことだ。
寄付金の使い道
◆ブラインドサッカー国内大会事業運営費
◆品川区内におけるブラインドサッカー練習環境の整備および備品等の調達
◆ブラインドサッカーにおけるパラリンピック等の国際的な大会の日本代表強化指定選手と次世代育成選手の活動支援
◆ブラインドサッカーの選手と誰もが交流できる場の創出
プロジェクト概要
プロジェクト名:【ブラインドサッカー応援プロジェクト】ブラインドサッカー大会を盛り上げて、障害者アスリートと交流する場を作りたい!
寄付受付サイト:ふるさとチョイス「ガバメントクラウドファンディング」(運営: 株式会社トラストバンク)
目標金額:150万円
募集期間:2022年4月11日~2022年7月9日(90日間)
寄付金の使い道:ブラインドサッカー国内大会事業運営費、ブラインドサッカーにおけるパラリンピック等の国際的な大会の日本代表強化指定選手および次世代育成選手の活動を支援するための費用など
プロジェクトURL:https://www.furusato-tax.jp/gcf/1626