ファミリーマートは、2022年2月末より順次ファミマ!!店舗にて販売しているコーヒーのカップのデザインを変更するとともに、2022年4月12日より、順次「アイスコーヒーカップをプラスチックから紙へ変更」および「アイスコーヒーにおけるストローレスリッドの導入」を実施していくと発表した。

同取り組みは、昨年から取り組んでいる5つのキーワードの1つである「食の安全・安心、地球にもやさしい」に加え、「ファミマecoビジョン2050」の取り組みの一環として実施される。

「新デザインコーヒーカップイメージ」

■年間6トン以上のプラスチック削減に向けた、コーヒーカップを環境配慮型へ刷新する取り組み

ファミリーマートは、持続可能な社会の実現に貢献するため、2030年および2050年に向けた中長期目標として、「温室効果ガス(CO2排出量)の削減」、「プラスチック対策」、「食品ロスの削減」の3つのテーマに基づき数値目標を設定した、「ファミマecoビジョン2050」を公表しているとのことだ。

今回、コーヒーの「アイスコーヒーカップをプラスチックから紙へ変更」および「アイスコーヒー用のストローレスリッド」の導入において、年間6トン以上のプラスチック削減を見込んでいるとのことだ。(2021年度2月~2022年度1月対比)

■環境に配慮した米ぬか油由来の「ライスインキ」も使用

2022年2月末からはコーヒーカップデザイン刷新に合わせ、パッケージに環境に配慮した「ライスインキ」を新たに使用しているという。

「ライスインキ」は米の副産物である米ぬか油の非食用部分を原料としており、従来の石油を原料としたインキに比べ、CO2排出量の削減など環境負荷の低減が期待できる。

今後も、ファミリーマートでは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のもと、サステナビリティ活動を一層進化させることで、社会とともに持続的な成長を実現していくとしている。

■ファミリーマートの商品におけるプラスチック削減の取り組みについて

【スプーンやフォークなど各カトラリーに関する主な取り組み】

①スプーン
・持ち手の部分を穴の開いたデザインとした軽量化タイプのスプーンを全国の店舗で導入している。
・東北地方と関東地方の店舗約7,300店では、生分解性プラスチック製スプーンも導入し、各店舗で自由に選択できるようにしているとのことだ。導入エリアは、今後順次拡大していく予定。※一部地域では取り扱い状況が異なる場合がある。

②フォーク
・店頭でのフォークの配布取りやめに向けて、現在都内10店舗で実証実験をしている。実証実験の検証を踏まえて、今後の実施店舗拡大などを決定していくとのことだ。

③ストロー
・全店舗で、生分解性プラスチック製ストローと、バイオマスを5%配合したストローを導入し、各店舗で選択できるようにしているという。

④マドラー
・「ファミマカフェ」用のマドラーは、本体は木製、外装の袋は紙製に変更している。

⑤店頭での声かけの継続
・レジ接客時に、スプーン、フォーク、ストローなどの必要の有無を確認することを、推奨オペレーションとして実施している。今後も継続して実施していくとのことだ。