ファミリーマートは、昨年から取り組んでいる5つのキーワードの1つである「食の安全・安心、地球にもやさしい」に加え、「ファミマecoビジョン2050」の取り組みの一環として、2022年4月5日より、「味付海苔 たまごかけごはん風」121円(税込130円)など、手巻おむすびの包材フィルムの一部をバイオPPを使用したフィルムに変更し、東北、関東、中部、北陸地域の店舗より順次、導入を開始すると発表した。

■「ファミマecoビジョン2050」プラスチック対策に向けた取り組み、年間約7tの石油系プラスチックを削減

ファミリーマートは、2020年2月に「ファミマecoビジョン2050」を策定し、持続可能な社会の実現に貢献するため、2030年及び2050年に向けた中長期目標として、「温室効果ガス(CO2排出量)の削減」、「プラスチック対策」、「食品ロスの削減」の3つのテーマに基づき数値目標を設定している。

今回はその一環として、手巻おむすび全商品の包材フィルムをバイオ素材への配合に変更することにより、年間約7tの石油系プラスチックの削減が見込まれるとのことだ。

マスバランスアプローチによるバイオPPフィルムを使用した商品化は、日本初の取り組みとなる。

ファミリーマートでは、今後もプラスチックの削減および、バイオPPを使用したフィルムを他の商品に拡充するなど、環境配慮型素材の使用促進を進めていくとしている。

<マスバランスアプローチとは>
「原料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料(例:バイオマス由来原料)がそうでない原料(例:石油由来原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法。」(環境省バイオプラスチック導入ロードマップ)

ファミリーマートは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のもと、地域に寄り添い、利用客一人ひとりと家族のようにつながりながら、便利の先にある、なくてはならない場所を目指していくとのことだ。