パナソニック オートモーティブシステムズは、パナソニック グループの持株会社制移行に伴う会社分割により、新会社として、事業を開始したと発表した。
同社が目指す役立ち
ミッション
一人ひとりのより良いくらしの実現のため、持続可能なモビリティ社会を創造する
ビジョン
愛を持って人に寄り添い、卓越した技術と知恵で新たなユーザー価値を創造し、より快適で安心安全な移動空間の実現により、人に幸せをもたらし続ける最高のチーム、最高のパートナーになる
スローガン
Heartmotive ~こころ動かす出会いを創り続ける~
「持続可能なモビリティ社会」とは、あらゆる移動に伴う社会課題、例えば、環境問題、渋滞、交通事故、移動手段の確保が難しい等の問題が解決され、一人ひとりのくらしに「こころ動かす出会い」があり続ける社会。
ミッション実現のために、同社は、地球環境を守り、次世代に受け継ぐための貢献を、全ての事業活動の基本とし、「人の安心」「人の快適」「車の安全」の観点から、愛を持って人に寄り添い、一人ひとりに寄り添う価値を提供し続けるという。
2030年に向けた方向性
モビリティ社会、車の進化に貢献するとともに、パナソニックが培った技術と知見を生かし、多様な消費者の一人ひとりに寄り添った価値を提供。さらに、その体験価値を進化させ、くらし領域への展開を目指すとのことだ。
◆車の進化に貢献
・コックピット統合ソリューション:CDCを核に、システムとデバイスの両輪で、先進コックピットのUX価値を創出。
・EVソリューション:パワーエレクトロニクス技術、軽量化・電費改善を実現するデバイスで、EVの普及に貢献。
◆一人ひとりに寄り添った価値を提供
・コックピット領域で同社らしい新たなUX価値の提案・商品化を進める。
◆体験価値をさらに進化 くらし領域への展開
・モビリティ社会の変革を目指した新たなサービス事業を創出。
CDC:Cockpit Domain Controller UX:User Experience
環境貢献
同社は、パナソニックグループが「Panasonic GREEN IMPACT」で示した、「2030年までに、自社のCO2排出量実質ゼロ」および「社会に対するCO2削減貢献を拡大」について、特に積極的に推進するという。
2022年度に、全社員による省エネルギーの取り組みに加え、再生可能エネルギーの利活用、再生可能エネルギー100%由来の電力による運営を実現し、自社のCO2排出量の実質ゼロ化達成を目指すとしている。
今後も、自社のCO2排出量削減や顧客のCO2削減に貢献するソリューションの提供等を通して、事業の競争力を高めるとともに、地球環境への貢献を果たすとのことだ。
会社概要
◆本社所在地:神奈川県横浜市都筑区池辺町4261番地
松本、敦賀、白河、草津に国内の開発・製造・販売の拠点を置く。北米、欧州、中国、アジアに38社を展開
◆社員数:約34,000人(国内6,000人、海外28,000人)(2022年3月末。連結子会社含む)
◆事業内容:車載コックピットシステム、ADAS(先進運転支援システム)および関連デバイス、車載充電器、xEV向けシステム・デバイスなどの開発・製造・販売
◆連結売上高:1兆171億円(2020年度実績)