タクシー・ハイヤー配車サービスを展開するUberは、昨今の燃料価格高騰を受けて、パートナーであるタクシー会社に向けた燃料費補助プログラムを開始すると発表した。

2022年3月28日から4月24日にかけて、Uberはパートナーのタクシー会社に対して、直近の燃料費の増加分を実質的に全額負担するとのことだ。

同プログラムでは、上記期間中にUberアプリを通じて配車されたUberタクシー車両およびUberプレミアム車両の走行距離(迎車場所までの走行距離、および迎車場所から目的地までの走行距離の合計)が対象となる。

プログラム終了後、合計走行距離に応じた金額をUberがタクシー会社に支払うという。ユーザーが支払う乗車料金への影響はないとのことだ。

エネルギー価格の高騰が続く中、Uberは重要な交通インフラを担うタクシー業界の皆様にできる限りのサポートを行いたいと考えているという。今回の燃料費補助プログラムを通じて、少しでもパートナーの負担軽減に貢献できれば幸いであるとしている。

Uberはこれからも、パートナーに寄り添いながら、アプリ一つで簡単、安心、快適な移動手段を手にすることができる配車サービスの提供に努めていくとのことだ。

なお、パートナーのタクシー会社にヒアリングを行い、2022年2月から2022年3月における燃料費の増加額および車両の実燃費を元に、走行距離あたりの実質的な燃料費増加額を算出している。

Uberは、2022年3月28日現在、札幌、青森、仙台、郡山、東京、名古屋、京都、大阪、淡路、広島、福山、高知、福岡の13都市でサービスを展開しているとのことだ。