JR九州、「PayPayで買える特急券」を設定 券売機や窓口に立ち寄る必要のない、特急券の新しい購入方法を提供

九州旅客鉄道(以下、JR九州)とPayPayは、JR九州の一部区間の特急列車を対象として、PayPayのQRコード決済機能を活用した特急券の実証実験を本年1月から3月の間で行ってきたが、実証実験を終了し、2022年度も引き続き「PayPay」を活用した特急券を設定すると発表した。

JR九州は、同特急券の導入により券売機や窓口に立ち寄る必要のない、特急券の新しい購入方法を提供することで、利用者の利便性を高めたいと考えており、実証実験において安定的な運用とユーザーの利便性向上が確認できたため継続設定することにしたとのことだ。

JR九州は引き続き、ユーザーの利便性の更なる向上を、PayPayは、日本全国どこでも安心してキャッシュレスで買い物ができる世界の実現を目指し、キャッシュレス決済の拡大を図っていきたいと考えているという。

なお、2022年4月1日から在来線特急料金を変更することに伴い、発売額が変更となる。

1.設定期間
2022年4月1日~2023年3月31日

2.区間
鹿児島本線門司港・博多間および日豊本線小倉・行橋間の在来線特急列車停車駅相互間

【特急列車停車駅】
門司港、門司、小倉、戸畑、八幡、黒崎、折尾、赤間、東郷、福間、香椎、吉塚、博多、下曽根、行橋

3.同特急券の効力
●乗車券(ICカード乗車券を含む)と合わせて、設定区間の特急ソニック等の特急列車の普通車自由席に乗車できる。
●特急列車に乗車する駅の発車時刻の1時間前から発車時刻までに決済されたものに限り1回有効。
●乗り越し等、区間の変更はできない。乗り越しの場合は別に必要な特急券を購入する必要がある。

4.発売・使用方法
(1)発売
特急列車停車駅に、当駅発の特急料金が設定されたQRコードを掲出。ユーザー自身でPayPayアプリから決済を行う。
(2)特急列車車内において
係員がきっぷの確認に来たら、PayPayアプリの「取引履歴」から当該特急券の決済画面を係員に見せる。係員が内容を確認するという。
(3)その他
払いもどしは決済から2時間以内で未使用の場合に行う。なお、払いもどしは「PayPay」で行い、現金での取扱いは行わない(払いもどし手数料220円が必要。支払いは「PayPay」で決済する必要がある)。

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