サイバーエージェント、ブロックチェーンゲーム事業子会社「CA GameFi」を設立

サイバーエージェントは、ブロックチェーンゲーム事業子会社としてCA GameFiを2022年3月23日に設立したと発表した。

CA GameFiでは同社グループのゲーム事業にて培ってきた大規模ゲームの開発・運用ノウハウとクリエイティブ力を強みに、アジアや米国など世界に向けて、ブロックチェーンゲームに最適化されたオリジナルタイトルや他社IPゲームの企画・開発を行っていくとのことだ。

設立の背景・目的

近年、ゲーム業界では世界的にGameFiへ注目が集まっている。GameFiとはGameとFinanceを掛け合わせた造語で、ブロックチェーンを基盤としてゲームループにNFTと暗号資産を組み込んだゲームサービスを指すという。

これらはエンターテインメントとしてゲームをプレイする従来の楽しみ方に留まらず、ブロックチェーンによってゲーム内のキャラクターやアイテムの唯一性(希少性)が保証されることにより、人気ゲームではそれらが資産として価値を持ったり、売買することが可能であったり、ゲームサービス全体が1つの経済圏として機能するように設計・運営されている。

アジアや米国などの海外では既に数百万のアクティブユーザーを抱えるサービスや、累計取引額が数千億を超えるサービスなども登場し、従来のゲーム産業とは異なる新たな成長市場として注目を集めているとのことだ。

同社はゲーム事業において、複数の子会社を通じて複数のヒットタイトルを継続的に創出する一方、昨今のスマートフォンゲーム開発の大規模化にも対応し、国内有数のスマートフォンゲーム会社として成長してきた。

今後の成長が見込まれるGameFi領域においても、これまで培ってきたノウハウおよびクリエイティブ力や運用力、また様々なIPのゲームを開発・運営する実績のもと、CA GameFiを通じて新たなブロックチェーンゲームの提供を図るという。

なお同社では、アジア・北米を中心とした英語圏ユーザー向けにオリジナルタイトルや様々なIPのゲームを企画・開発していくとしている。

CA GameFiでは、GameFi領域において「持続的な成長を可能とするエコシステムの実現」を図るとともに、ハイクオリティなゲーム提供により、世界で支持される日本発ヒットゲームの創出を目指していくとのことだ。

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