村田製作所の生産子会社、仙台村田製作所(以下、仙台村田製作所)は4月1日より使用電力のすべてを再生可能エネルギーに転換すると発表した。
村田製作所グループはRE100の実現に向け、グループ全体の事業活動における使用電力の再生可能エネルギー化に取り組んでいくとしている。
近年、温暖化による海面や気温の上昇、異常気象の発生などが大きな社会課題となっている。こうした社会課題の解決に向けて、各企業レベルで再生エネルギーの利用促進に取り組み、持続可能な社会の実現に取り組むことが重要となっている。
仙台村田製作所では、4月1日からの再生可能エネルギーへの切り替え後、電力供給網への負担軽減に貢献するため、2021年10月に金津村田製作所で採用したものと同様の蓄電池システムを2022年夏ごろに導入する予定であるとのことだ。
気象条件や生産品目など、拠点ごとで大きく異なる操業状況におけるシステム稼働状況を分析・知見の蓄積を行い、各製造拠点で効果的に活用することができるシステム開発に取り組んでいくという。
今後も村田製作所グループは引き続き国内・海外拠点における再生可能エネルギーの利用促進を図り、気候変動対策に向けた取り組みを進めていくとしている。