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プリントシール(以下、プリ)機業界シェアNo.1を誇るフリューは、Z世代(16歳~26歳)の女性約500名を対象とした、2021年度(対象期間:2021年4月~2021年12月)のトレンド調査を実施し、結果を公表した。
■流行ったこと:「映え」・「韓国」トレンドは継続。「推し活」がより日常行動に。
流行ったこと1位のフィルムカメラは、ただ仕上がりが「映える」だけでなく、上手く撮影できない面白さや出来上がりを待つ間のドキドキ感など、アナログならではの「過程の楽しさ」も人気のポイントだという。
また4位には「推し活」がランクイン。一般的に「推し」とは、アイドルや芸能人、アニメのキャラクターなど「好きな人」のことを指し、グッズを購入したりコンサートに行ったりと、対象を応援する好意を「推し活」と呼ぶ。
しかし今回の調査でZ世代は「お気に入り」は人でもモノでも「推し」という表現を使用する傾向が見られたとのことだ。
例えば身近な存在である「先生」や「食べ物」に対してもお気に入りは「推し」と呼び、好物を食べに行くことを「推し活」と呼んだりもしている様子が伺えたという。
■プリ撮影持ち込みアイテム:手軽にお揃い感とオリジナリティが演出できるお菓子などが人気に
Z世代はプリ機のらくがき機能ではなく、小物を使って可愛くオリジナリティのあるプリを撮影しているという。
プリ機への持ち込みアイテム人気第1位は「カチューシャ」。テーマパークのキャラクターカチューシャが定番で、テーマパークに行っていない日でも、プリを撮るためにカチューシャを持参することもあるとのことだ。
2位の「うちわ」は、アイドルや歌手のコンサートなどで使う、いわゆる推し活グッズを指としている。
その他にも文化祭や体育祭などの際に友人同士でオリジナルのうちわを作るのがここ数年のトレンドとなっており、撮影アイテムとして持ち込まれることも多いとのことだ。
■マイベストフォト:顔は映さないのが「映え」?青春感は小物やポーズで統一感を出すことでアピール
Z世代が今年撮影した中で1番お気に入りの写真「2021年のマイベストフォト」で、1位となったのは「青春」をテーマにした写真、次いで「推し」「映え」がランクイン。
「推し」の写真やアクリルスタンドなどのグッズを、カフェや旅行先に持って行き撮影することがトレンドになっているという。
また「映え」要素もまだ重要視されているとし、「映え写真を撮るために着物を着て紅葉を見に行った」などのコメントも寄せられたとのことだ。
■誕生日の祝い方:「本人不在」「学校サプライズ」など、誕生日はみんなが楽しむ・交流するイベントに
誕生日の祝い方で3位にランクインした「本人不在の誕生日会」とは、「推し」の誕生日を本人がいない場でもお祝いするパーティのことだという。
オリジナルシャンパンや推しのイメージカラーの花束やデコレーションケーキなど様々なグッズを用意し、ホテルなどで自身の友人と一緒に盛大にお祝い。
推しの名前をタグ付けしてSNSに写真をアップすることで、“推しが同じ人”同士でつながる・交流するという楽しみ方もあるとのことだ。
また推し本人に気づいてもらえたり「いいね」してもらえるかも、という期待から、誕生日会を「推し活」のイベントの一つとして楽しんでいる様子がうかがえたとしている。
5位の「学校サプライズ」は、学校で行う誕生日のサプライズ演出のことで、ロッカーにプレゼントを隠して驚かせる「ロッカーサプライズ」演出や手紙にプレゼントの在りかを示して探させる「謎解き」演出など、手間と工夫を凝らした誕生日サプライズが人気だという。
Z世代の女性にとって誕生日は、相手を祝うだけでなく、みんなで楽しむ、交流するイベントなのかもしれないと同社は考察している。
■推しへの感情:推しは「生きがい」「尊い」「心のよりどころ」であり時間とお金の消費優先度は高め?
同調査の各ランキングに登場した「推し」の存在については、「生きがい」という感情が最も多く上がったという。人生をかけるほど、「推し」に対して熱を入れている人が多いことがわかるとしている。
また2位の「尊い」は、本来の「崇高で恐れ多い」という意味よりも、「強すぎる愛着」や「最上級の憧れ」を表しており、「推し」に対して常に最上級の賛辞を送っている様子がうかがえる。
またアンケートの回答では、「推しがいるから、バイトと学校を頑張れる」、「推しの誕生日や記念日を祝う」といったコメントも寄せられ、Z世代の生活において「推し」は時間やお金の消費優先度が高い項目であるとのことだ。
<調査概要>
調査対象者:16~26歳の女性513名
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:2021年12月28日~2022年1月6日
<参考>
フリュー株式会社調べ『Z世代女性の2021年度のトレンドランキング』