SkyDriveとスズキは、「空飛ぶクルマ」の事業化を目指し、連携協定を締結したと発表した。
連携協定の内容
「空飛ぶクルマ」の社会実装実現を目指し、2者間で事業・技術連携を行う。下記の項目について、検討を開始するとのことだ。
- 機体開発および要素技術の研究開発
- 製造・量産体制および計画
- スズキの四輪・二輪・マリンに「空飛ぶクルマ」を加えた新しいモビリティの具体化
- インドを中心とした同件対象の海外市場開拓
連携協定締結の背景
SkyDriveは、空飛ぶクルマの機体メーカーとして、日常の移動に空を活用することを目指し、現在2人乗りの機体を開発中、2025年の大阪・関西万博開催時の大阪ベイエリアでのエアタクシーサービスの実現、ならびに各地域での事業展開を目指しているという。
スズキは、「お客様の立場になって価値ある製品を作ろう」を社是に、四輪車、二輪車、船外機と多くの製品を提供している。人々の生活に密着して地域の移動を支える、なくてはならない存在であり続けることを目指しているとのことだ。
SkyDriveは自動車同様の世界最小のコンパクトで電動の「空飛ぶクルマ」の製造を目指して開発を推進。スズキはコンパクトカーの製造・販売を得意としているという。
今回、SkyDriveとスズキは、相互の連携を図ることで、四輪・二輪・マリンにつづく、新しいモビリティ「空飛ぶクルマ」への事業参入を検討し、多様な選択肢をユーザーに提供したいという思いから連携協定を締結する運びとなったとのことだ。
今後、事業・技術連携を行う事で、技術の研究開発、製造・量産体制の計画、インドを中心とした海外市場開拓を推進し、カーボンニュートラルへの取り組みも推進していくとしている。