楽天証券、「米株積立」サービス拡充 急な相場変動でも積立継続がしやすく

楽天証券は、2022年4月3日より、2021年12月に開始した「米株積立」サービスを拡充し、積立設定の見直しをご提案する事前通知メールの開始や積立設定一覧画面の改善などを行うことを発表した。

ロシア・ウクライナ情勢を引き金に、世界各国の市場が日々、大きく変動しているが、あらゆる環境下でも、米国株式での資産形成をより利便性高く継続して行える環境を整えるという。

今回開始する事前通知メールは、積立設定日の2営業日前に、その日の株価が事前に設定した積立金額よりも高く、1株の購入代金に満たない場合に、設定見直しの提案を送るもの。

米国市場には、制限値幅(ストップ高・ストップ安)がないため、株価が大きく高騰・暴落する可能性があり、同メールを活用することで、急な相場変動などが起きた場合でも積立継続がしやすくなるとのことだ。

また、積立設定一覧画面の改善により、お客様の事前設定情報と前日の終値をもとに、毎月必要な積立金額を算出・表示する「毎月の参考支払い代金」や、月間の約定済み金額の合計を表示する「今月の約定済金額」が追加され、各項目、円貨・外貨でそれぞれの状況が一目でわかるようになる。

これにより、これまで以上に「米株積立」の資産管理がしやすい環境が整うとのことだ。

米国株式取引は、相場環境に加え、1株から購入できるため国内株式よりも少ない資金ではじめられる点や、海外情報が容易に取得できるようになりつつある点などを背景に、年々注目度が高まっている。

楽天証券は、1999年の米国株式取引サービス提供開始以来、業界最低水準の取引手数料や、主要ネット証券で初めて国内株式・米国株式の取引を1つの画面で行えるスマートフォン向け株式トレーディングアプリ「iSPEED®」の提供、国内主要証券で唯一ポイントでの米国株式の購入を実現するなど、積極的なサービス拡充に取り組んでいる。

その結果、楽天証券の2021年1-12月の米国株式取引は、2019年同期間と比較して、稼働顧客数9.3倍、約定件数23.8倍と2年で大きく増加。

楽天証券は、今後も、「資産づくりの伴走者」として、多くの個人に「投資を生活の一部」として活用し、継続するために、幅広いユーザーのニーズに応え、さらなるサービス拡充に取り組むことで、より一層のユーザー満足度向上に努めていくとしている。

「米株積立」サービス、主な拡充の特長

1.事前通知メールの開始:急な相場変動で「積立ができなかった」を防げる

積立設定日の2営業日前に、その日の株価が事前に設定した積立金額よりも高く、1株の購入代金に満たない場合、設定見直しの提案メールを送るという。

急な相場変動により株価が上昇した場合、株価によっては、その月・その週の積立注文が自動で発注されない可能性もあるが、同メールを活用することで、積立継続がしやすくなるとのことだ。

2.積立設定一覧画面の改善:「米株積立」の資産状況が一目でわかる

以下3項目が積立設定一覧画面で確認可能になり、「米株積立」の資産管理がしやすくなるという。

・毎月の参考支払い代金:ユーザーの事前設定情報と前日の終値を基に、毎月必要な積立金額を算出
・今月の約定済金額:月間の約定済み金額の合計を表示
・買付余力:楽天証券の口座内に保有している買付可能額を表示

【積立設定一覧画面イメージ】

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