睡眠に悩んでも「医療機関は未受診」が9割弱 クリニックTENとフィリップス、「世界睡眠の日」に睡眠課題を考察

睡眠

フィリップス・ジャパン(以下、フィリップス)は、3月18日の「世界睡眠の日」に合わせ、完全WEB予約制・待ち時間ほぼゼロを掲げるスマートクリニック・クリニックTEN渋谷と連携し、現代における睡眠課題について今後ともに取り組むことを発表した。

なお同取り組みに先立ち、クリニックTEN渋谷が「働き世代 睡眠実態調査2022」調査を実施。調査の結果から、働き世代の87%が「睡眠課題を抱えながらも、睡眠外来を受診したことがない」ことが示されたとのことだ。

■調査結果(抜粋)

睡眠について悩みがあるかを調査したところ、「睡眠に悩みがある・ややある」と答えた人は働き世代のおよそ65%となった。年代では40代が74%と最も多く、次いで20代の72%という結果に。

睡眠について悩みがあるか

多くの人が一年以上前から睡眠に悩みがあり、具体的には「途中で起きてしまう」、次いで「日中に眠気がある」「目覚めると疲労感がある」という自覚症状を持っていることがわかったという。

睡眠の悩みの期間と内容

また、理想の睡眠時間は「7時間以上~8時間未満」が最も多いのに対し、約半数の平均睡眠時間は「6時間未満」に留まったとのことだ。

、理想の睡眠時間と平均睡眠時間

「睡眠課題を抱えるも医療機関を受診していない」という人は全体の87%にも上ったという。

その理由は、「どこの病院がいいのかわからない」が38%、「忙しくて病院を探す時間がない」が35%と、医療機関に関する情報のアクセス・利便性に課題があることが判明したとしている。

【左】睡眠改善のために医療機関で治療を行っているか【右】受診しない理由

調査結果より、働き世代には、睡眠課題を抱えつつも多忙でかつ利便性が悪く医療機関まで足を運べない人々が多くいることが判明。

クリニックTEN渋谷では、働き世代の人々が「早く正確に睡眠課題を認識・解決できる」よう、医療への敷居を下げるスマートな患者体験に留まらず、医療の枠組みを超えて潜在課題にアプローチする取り組みを行っていくという。

第一弾として、医療および非医療領域で一気通貫した守りと攻めの睡眠ソリューションを提供するフィリップスはクリニックTEN渋谷と協業し、日常の動線で睡眠課題に気づくきっかけづくり、更には悩みがある人へのプログラムを提供するとのことだ。

調査概要
調査方法:インターネット
調査対象:一都三県(東京、千葉、埼玉、神奈川)に在住の男女
調査対象:20代76人、30代76人、40代76人、50代76人、合計304人
調査期間:2022年2月09日
調査実施:クリニックTEN

<参考>
クリニックTEN調べ働き世代 睡眠実態調査2022

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