アスファルトプラントで国内シェアNo.1の⽇⼯は、2022年4月1日より日工労働組合に所属する従業員の月額給与を一律3万円引き上げることを決定した。
同社は鋼材の値上げやコロナ禍といった厳しい事業環境においても各部門、従業員の創意工夫の結果、堅調に業績が推移し、2022年3月期の連結売上高は過去最高となる390億円に着地する見込みであるという。
従業員の労に報いるとともに、働きがいとエンゲージメントの向上によるさらなる組織の活性化にむけ賃金改定を行う意向を日工労働組合に申し入れ、労使交渉を重ねた結果、従業員の月額給与を一律3万円引き上げるほか、大卒初任給も含めた全社員の賃金改定を行うことで合意したとのことだ。
同社はこれまでも、経営への参画意識や金融リテラシーの向上を目的として年度内の新入社員、中途採用社員、勤続表彰対象者、成績優秀者に対し自社株を無償で付与するなど働きがい向上にむけた取り組みを行ってきたという。
今回のベースアップを通じて、働きがいの向上と組織の活性化につなげ、2022年4月からはじまる新中期経営計画の達成を実現していくとのことだ。