パナソニックは、2022年4月からの事業会社制(ホールディングス制)に向け、2023年度採用計画を策定するとともに、各事業会社の競争力強化に向け、自立的なキャリア形成と最適な人材の確保を目的に、事業会社毎に選考を行い、初期配属の職種を確約する、新たな採用体系の導入することを発表した。
なお新体制後も、一貫して「企業は社会の公器である」という考え方を経営の基本とし、人材についても社会から預かった貴重な経営資源として、事業の創出と成長の源泉、及び組織活力の維持を担う人材として、短期経営状況で大きく増減せず、安定的な確保を継続するとのことだ。
1.新卒採用選考体系(大学/大学院卒)
■【新たな採用体系】事業会社毎に選考を行い、初期配属の職種を確約
各事業会社の競争力強化のため、各事業で必要とされる強みや個性を有する人材の確保を目指し、各事業会社による選考を新たに導入。
各事業会社における全ての職種について内定時に初期配属を確約し、求職者の初期キャリアを約束することで、自立したキャリア形成を促すとしている。
また、選考コースや職種とのミスマッチを防ぐため、各事業会社の募集職種における具体的な仕事内容と求められる要件を採用サイトに公開(約140)。
URL:https://recruit.jpn.panasonic.com/newgrads/information/
■通年採用について
学生の本分である学問・研究など様々な経験を積むことに熱心に取り組む方に向け、6月・7月以降にも学生のキャリア選択にとって十分な情報入手や応募機会の提供を目的とし、2021年度新卒採用より「通年採用」を本格化。2023年度新卒採用でも継続。
2.今後の取り組み
パナソニックは「ものをつくる前に、人をつくる」という考え方に基づき、学生が年次に囚われず一人ひとりに適したタイミングで将来について考え、社会人との関わりの中で成長や可能性を広げるきっかけづくりに注力するとしている。
従来から行っている大学との共同研究やインターンシップだけでなく、大学キャンパス内でのインターンシップや授業などの産学連携活動を新たに加え、引き続き人材育成への取り組みを実施。
また、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点では、引き続き2023年度新卒採用も各種セミナー、面接を全てオンラインで実施予定。
オンラインの環境下で、同社をしっかりと理解する機会を十分に確保するため、働く社員一人ひとりの想いや働くことをテーマにしたオンラインコンテンツを拡充。
2023年度以降も感染防止の観点のみならず、海外や、日本国内でも同社拠点から離れたところに住む求職者の負担軽減のため、いつでもコンテンツへアクセスして、同社に対する理解を深めることのできるオンラインの情報提供と共に、オンラインとリアルの最適なバランスを考慮したハイブリットな採用活動を模索するとのことだ。
3.新卒採用計画
新卒採用の計画詳細は以下の通り。