ヤフー、医療用医薬品の名称検索で薬の使用法などの情報掲出へ　くすりの適正使用協議会と連携

ヤフー（以下、Yahoo! JAPAN）および一般社団法人くすりの適正使用協議会は、2022年3月8日より、「Yahoo!検索」の検索結果上部で、医療用医薬品に関する信頼性の高い情報をわかりやすく掲出する取り組みを開始したことを発表した。

ユーザーは、「Yahoo!検索」で「（医療用医薬品名称）」と検索することで、協議会が提供する「くすりのしおり」に掲載されている、薬の効果や用法・用量、副作用や保管方法などの信頼性の高い情報を簡単に確認できるとのことだ。

医療用医薬品は、医師や薬剤師からの説明がある他、薬局から提供される薬剤情報提供文書にも説明が記載されているが、協議会が「医療用医薬品の調べ方」について実施した調査によると、医療用医薬品の情報入手方法として、半数以上（57.5％）が「インターネットで調べる」と最も多い結果になり、多くのユーザーがインターネットで検索していることがうかがえたという。

また、独立行政法人医薬品医療機器総合機構が行っているくすり相談の内容別相談件数によると、医薬品の相談内容として最も多かったのが「安全性」（39.5％）、次いで「効果効能」（17.4％）、「用法用量」（7.4％）であったとのことだ。

このような背景から、Yahoo! JAPANおよび協議会は、ユーザーによりわかりやすく信頼できる情報を提供すべく、連携開始に至ったという。

同連携により、「自分がもらった薬についてもっと知りたい」「高齢の家族が服用している医薬品の副作用について調べたい」などといった際に、医療用医薬品の名称を検索するだけでこのような疑問を解決できるとしている。

Yahoo! JAPANおよび協議会は今後も、正確で信頼性の高い情報をわかりやすく提供することで、ユーザーの課題を解決すべく、さまざまな取り組みを行っていくとのことだ。