今日、3月8日は国際女性デー。

「女性は理系が苦手」、「家事育児は女性の役割」、「女性はリーダーに向いていない」といった声が偏見であると意識されないままに耳にしたり、口にしたりされることで、女性の進路や職業の選択の幅を結果として狭めてしまうことがあるという。

Googleでは、このようなジェンダーに関わる概念が無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)であることに気付くきっかけとしていくために、こういった偏見に触れたり、克服したりといった体験を持ち、各分野で活躍している女性のストーリーをまとめた動画を公開。

未来を担う世代が偏見に縛られず、自らの可能性を自由に追求することをメッセージとしているという。

山崎直子さん(宇宙飛行士)、山口香さん(柔道家/筑波大学教授)、ゆきりぬさん(YouTubeクリエイター)など、様々な偏見を乗り越え、自らの道を切り開いてきた女性たちに#未来に残さない偏見について語っているという。

また、偏見を未来に残さないためにGoogleでは、参加できるプログラムをいくつか用意しているという。

#未来に残さない偏見キャンペーン
ジェンダーに関わる偏見について、ユーザーの言葉が、誰かの励みやインスピレーションになるかもしれないとし、自身の意見やストーリーをシェアしてほしいという。

キャンペーンへの参加方法:
・様々な女性が語るストーリーの中から、自身が共感するものを「このストーリーをシェアする」をワンクリックでTwitterでシェア。
・「#未来に残さない偏見」ハッシュタグをつけて、自身のジェンダーに関わる偏見を乗り越えたエピソードや意見をTwitterで発信。

Women Willダイバーシティ&インクルージョン推進ガイド

昨年の国際女性デーでは、組織におけるダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を推進する立場の人や、より公平な社会づくりにご関心のある人向けに「Women Willダイバーシティ&インクルージョン推進プログラム」の提供を開始し、2022年3月までに10万人へこのプログラムを提供することを目標としたが、本日3月8日時点で同プログラムは、12万人を超える人が受講。

トレーニングを受講する時間がない人にも、少しでも多様で包括的な組織づくりについて知ってもらうべく、同プログラムの内容をダイジェスト版としてまとめた「Women Willダイバーシティ&インクルージョン推進ガイド」を3月8日より無料で公開。

Women Will心理的安全性トレーニングファシリテーター養成セッション

さらに、Women Willの新たな取り組みとして、効果的なチーム作りに欠かせない「心理的安全性」に関するファシリテーターの養成セッションを無料で提供を開始。

高いパフォーマンスを発揮するチームづくりにおいて、重要な役割を果たすのが心理的安全性であるという。

Googleのリサーチによると、心理的安全性の高いチームのメンバーは離職率が低く、他のチームメンバーの多様なアイデアを活用しながら高い収益を生み出し、マネージャーから「効果的に働いている」と評価される機会が2倍多い、ということが明らかになっているとのことだ。

このセッションは、社内トレーニングおよび人事担当者、D&Iに関心を持ち、その推進をサポートしている人を対象に、Googleより無料で提供するという。