ANAの新ブランド「AirJapan」、2023年度下期に国際線就航へ

ANAホールディングスおよびエアージャパンは、新しく中距離国際線を運航する新ブランドの名称を『AirJapan』に決定し、ロゴの商標出願を実施したと発表した。

ANAグループは、ユーザーの価格・サービスにおける幅広い好みに対応できるエアライングループとして持続的な成長を追求すべく、2020年秋にビジネス・モデルの変革の一つとして、新ブランドの立ち上げを発表。

今般、ブランド名をはじめ、ロゴ、機体デザインが決定したと発表した。国際線の需要回復動向を注視しながら、2023年度下期の就航に向けて準備を進めていくとしている。

1.ブランド・コンセプト

ブランド・コンセプトは「Fly Thoughtful」。Thoughtfulには、気遣いや思いやり、やさしさといった意味がある。すべてにやさしいエアラインとして、日本らしい「発想」と「品質」で全く新しい空の旅を創り出すことを目指すとのことだ。

2.ブランドロゴ、カラー、機体デザイン

世界中の人々から、日本のエアラインであること、また安心のJapan Quality(日本品質)を、シンプルに、分かりやすく伝えるため、ブランド名を『AirJapan』に決定。

ロゴは『AirJapan』の「r」と「J」の部分をモチーフに、手と手が織り成すやさしさ(Thoughtful)をイメージ。

ブランドカラーは日本の伝統色「藍色」と「曙色」の組み合わせで、藍色は、日本の伝統工芸の1つである藍染の巧みで丁寧な技法(Trust & Thoughtfulness)を表現。曙色は、日本の四季の中から、春の「日の出」の色を選定し、心地よい暖かさ(Comfort & Care)を表現しているという。

3.ブランド・ステートメント

<ブランド・ステートメントに込められた想い>
● 日本らしい「発想」と「品質」でフルサービスでもLCCでもない、双方の良いところを組み合わせながら全く新しい空の旅を創り出すことを目指す。
● 「自分好みに選べる体験」との表現のとおり、フルサービスで提供されるサービスのうちユーザーが「ほしい」と思われるオプションを用意。
● 一方で特に追加オプションは「いらない」シンプルな旅を望むユーザーは費用を抑えることも可能。
● LCCのような手頃さを感じられる運賃を設定。
● 「今までにない快適さ」の言葉の通り、中距離国際線の移動においても快適に過ごせる機内空間を提供。

具体的な機内仕様やサービス内容については、今後改めて案内。フルサービスでもLCCでもない、すべてにやさしいThoughtfulなエアライン『AirJapan』に、期待してほしいとのことだ。

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