AGCグループは7日、ロシア・ウクライナ情勢による同社事業への影響について発表した。
<同社グループの欧州(含むロシア)における事業展開について>
同社グループは、ロシアを含む欧州において、主に建築⽤・⾃動⾞⽤ガラス事業を展開しており、事業規模は上記の通り。ロシア事業の個別内訳は開⽰していないが、欧州事業に占めるロシアの割合は、売上⾼で10%弱、従業員数で10%強。
<現時点での影響について>
ロシアで⽣産する建築⽤・⾃動⾞⽤ガラス製品は、主にロシア国内で販売しているため、現時点で経済制裁などによる影響は発現していないという。
なお、欧州の建築⽤・⾃動⾞⽤ガラス事業において、製造⼯程の燃料として天然ガスを使⽤しており、天然ガス価格の⾼騰が続いた場合、同事業の収益が影響を受ける可能性があるとしている。
同社は「当社は、ウクライナの状況を深く憂慮し、深刻に受け⽌めています。この問題が早期に平和的解決に向かうことを願っています。今後情勢の⻑期化に伴い、当社業績に⼤きな影響が⾒込まれる場合は、速やかにお知らせします。」とコメントしている。