宮本卯之助商店は、江戸東京の伝統に根差した技術や産品などを新しい視点から磨き上げ、世界へと発信していく「江戸東京きらりプロジェクト」にて、檜原村拠点とする林業会社東京チェンソーズと、昨今の東京の森林問題の解決に向き合った「森をつくる太鼓プロジェクト」を始動すると発表した。
第1弾として3月4日よりサステナブルな太鼓「森をつくる太鼓」の発売を開始するとし、3月19日には、檜原村にて森の演奏会&ワークショップ「はじまりの森」を開催するとのことだ。
同プロジェクトは、自然との共生を願い、太鼓を打ち鳴らしてきた日本人の原点に立ち返り、自然と人を繋ぐサステナブルな楽器づくりで、アートと環境を豊かにする循環型社会の提案だとしている。
太鼓から始まり、祭りや芸能で使われる楽器や道具を作り続けて160年、現代生活における消費サイクルと商品のライフサイクルのズレによる文化継承への影響とその持続可能性を考える「宮本卯之助商店」と、日々持続可能な森林経営に取り組む林業会社「東京チェンソーズ」が手を組み、「森をつくる太鼓」を生み出したという。
森をつくる太鼓を広げる事で、檜原村のスギが豊かに樹齢100年を迎え、木材としての価値の向上、産業としての効率化、多様性のある森づくりに貢献していくとのことだ。
■「森をつくる太鼓」の特徴
1.160年以上祭りを支え続け技術の文化継承の危機に直面する宮本卯之助商店が推進する森林課題に向き合うために開発したソーシャルプロダクト
2.東京チェンソーズと共に東京の森林問題解決に貢献
3.通常は太鼓製造の適正に達しない間伐材を伝統技術によって生かす
4.和太鼓では世界初となるFSC®認証を取得
■「森をつくる太鼓」プロダクト概要
販売開始日時:2022年3月4日
※認証材を使用した「森をつくる太鼓」は3月中旬より発売開始予定
販売場所:下記特設サイト、または店頭
特設サイトURL:http://miyamoto-unosuke.co.jp/moritsuku/
■森の演奏会&ワークショップ第1弾「はじまりの森」実施概要
「はじまりの森」は、太鼓となる木が育まれる森を訪れ、木が伐採される瞬間から、太鼓として音楽を奏でるところまでを体感して頂くイベントとしている。
一つの生命が終わり、新たな役目を受けて生きていく。自然と人間の営みを見つめ、未来に向けて豊かな環境と文化を育てるきっかけになることを同社は願っているという。
また、同時に森について学びながらのノルディックウォーキング、太鼓を使ったリズムワークショップやスプーン作りの木工体験ワークショップを開催するとのことだ。
【イベント開催詳細】
日時:3月19日
場所:東京都西多摩郡檜原村MOKKI NO MORIにて実施予定
応募方法:下記特設サイトより申し込み。
実施内容:
森についてのお話を聞きながらのノルディックウォーキング、太鼓や木工のワークショップを通じて、太鼓となる木が育まれる森を訪れ、木が伐採される瞬間から、太鼓として音楽を奏でるところまでを体感する。
特設サイトURL:http://miyamoto-unosuke.co.jp/moritsuku/
主催:宮本卯之助商店
共催:東京チェンソーズ
協力:江戸東京きらりプロジェクト
注意事項:雨天中止