トヨタは、ロシア事業において、3月4日より当面の間、サンクトペテルブルク工場での稼働および完成車の輸入を停止すると発表した。

同社は、世界中の人々と同じようにウクライナの人々の安全を憂いており、一刻も早く平和で安全な世界が戻ることを願いながら、ウクライナ情勢を注視しているという。

ウクライナとロシアで事業を行う企業として、同社が何よりも優先していることは、すべての従業員、販売スタッフ、仕入先の安心と安全であるとのことだ。

今回、トヨタは、広く公正な視野で事態を見極めた上で、下記、必要な意思決定をしたと発表した。

●ウクライナトヨタ:
2月24日をもってすべての事業活動(販売・サービス拠点数:37拠点)を停止。

●ロシアトヨタ:
供給問題により、3月4日より当面の間、サンクトペテルブルク工場での稼働および完成車の輸入を停止(販売・サービス拠点数:168拠点、サンクトペテルブルク工場:ロシア市場向けRAV4とCamry生産)

なお、欧州のそれ以外の地域の製造・販売事業については、影響はないとのことだ。