ブリヂストンは、油圧ホースやゴムクローラなど産業資材商品について、国内向けメーカー出荷価格の値上げを決定したと発表した。
近年、油圧ホースやゴムクローラなど産業資材商品に使用する金属などの材料価格や物流関連費の高騰が続いている。
同社では生産性向上などの改善を行ってきたが、企業努力のみでこれを吸収することは困難な状況であると判断し、国内メーカー出荷価格を値上げすることを決定したとのことだ。
今回のメーカー出荷価格改定の詳細は以下の通り。
1.対象商品と値上げ率
油圧ホース(ゴムホース、樹脂ホース、ビニルチューブおよびその保護材等):平均12%
油圧ホース金属商品(口金具、アダプター、カップラー、スイベルジョイント等):平均15%
ゴムクローラ:平均15%
MTパッド:15~30%
2.値上げ時期
2022年4月1日
ブリヂストングループは、「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンの実現に向けて、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を制定。
これを未来からの信任を得ながら経営を進める軸とし、ブリヂストンらしい「E」で始まる8つの価値(Energy、Ecology、Efficiency、Extension、Economy、Emotion、Ease、Empowerment)を、ブリヂストンらしい目的と手段で、従業員・社会・パートナー・利用者と共に創出し、持続可能な社会を支えることにコミットしていくとしている。
同社グループのコアコンピタンス、強みであるゴムや樹脂などの高分子材料技術を活かして、Efficiency、Extensionなどの価値を提供することで、人々の暮らしや産業を足元から支え、サステナブルなソリューションカンパニーへと進化していくとのことだ。