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クレジットカードのポイントやマイルをお得な特典に交換できるサービス「交換.jp」を提供するプレミア・クロスバリューは、クレジットカード・マイルポイント消費に対する意識の実態を明らかにするため、全国の大学生から70代の1,236人を対象に、「クレジットカードポイントとマイルの利用状況に関する実態調査」を実施し、結果を公表した。
■ポイントの失効経験
まず、クレジットカードとマイレージサービスの利用目的について尋ねたところ、それぞれ61.0%、81.1%が「ポイントを貯めるため」と回答。
その一方で、ポイントでは約3人に1人の35.9%が、マイルは約2人に1人の46.9%が失効経験ありと回答し、ポイントを貯めるためにサービスを利用しているにも関わらず多くの人が失効をしてしまっている現状が判明した。
■ポイント・マイルの失効額
続いて、ポイントの失効経験があると答えた人に「失効したポイント・マイル量」を尋ねたところ、平均金額はクレジットカードで2,742.4円相当、マイルが5,081.2円相当という結果になったという。
対象となる失効経験者を実際の人口に換算して掛け合わせると、合計でおよそ1,389億円相当が失われている計算となるとのことだ。
■ポイントの失効理由
ポイントの失効理由として、クレジットカードでは「貯まっていることを忘れていたから」が49.0%で最も多く、次いで「ポイントの残高を気にしていなかったから」が28.0%となった。
マイルでは「端数が使いきれなかったから」が最も多く30.3%、次いで「使い道が見当たらなかったから」が29.1%と上位2つの理由が違った結果となったとのことだ。
クレジットカードにおいてはポイントの失効期限を意識して貯めている人が少ない傾向にあり、交換単位が大きい傾向にあるマイルにおいては、端数や使い道の問題が生じてしまう印象が持たれるとし、特にマイルについては、昨今の思うように旅行ができない状況下でマイルを使える機会自体が減っていることも影響があると考えられるとしている。
■交換のタイミング
ポイントを交換するタイミングについては、クレジットカード・マイレージサービスともに「特に目標はないが、まとまったポイント(マイル)を一気に使う」が4割以上で最も多いという結果となった。
ポイント・マイル失効経験のある人、ない人の同質問の回答を比較すると、まず失効経験がある人は、「失効直前に使う」傾向にあり、ポイント使用を先延ばししがちな傾向が分かったという。
一方で失効経験がない人は、「目標を定めて使っている」と答えた人が多い傾向があり、特にクレジットカード利用者では失効経験ありの人が約32%、なしの人が約16%と約2倍の差がついたという。
ポイントは失効期限まで待つのではなく、交換したいものを都度見つけてこまめに交換していく方がよいと交換.jpは考察した。
■今後ポイント交換したい商品・サービス
今後ポイント交換したい商品やサービスについて尋ねたところ、金券類以外ではクレジットカードとマイレージサービスともに「食品」「飲食店」「ホテルの宿泊」の順で人気の傾向があることが判明。
その他にも上位には「コスメ」や「映画館での映画鑑賞」などが並び、無形有形を問わず幅広い商品・サービスへの交換ニーズが顕在化していることが分かったとのことだ。
【調査概要】
調査地域:全国
対象者条件:18~79歳の男女でクレジットカードもしくはマイレージサービスの利用者(全国の各性年代の人口に合わせてウェイトバック集計を実施)
調査手法:インターネット調査
実査期間:2021年12月17日~19日
サンプル数:1,236名
<参考>
交換.jp『クレジットカードポイントとマイルの利用状況に関する実態調査』