ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)が運営する日本最大級のインターネットニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」は、ユーザーが偽情報や誤情報などの不確かな情報に惑わされず、ニュースや情報について正しく理解する力を身につけるための学習コンテンツ「Yahoo!ニュース健診」を、2022年5月19日までの期間限定で提供すると発表した。
近年、“フェイクニュース”をはじめとした不確かな情報の流布が、大きな社会課題となっている。
インターネットやSNSの普及などによって手軽に多様な情報を得られる環境においては、デマや誤情報などを誰でも目にする可能性があるため、情報を読み解くことや、確証のない情報を安易に拡散しないことなど、ユーザー個人の情報判断力を向上する必要性が高まっているとのことだ。
そこで「Yahoo!ニュース」ではこのたび、ユーザーが“フェイクニュース”などの不確かな情報に惑わされず、ニュースや情報について正しく理解する力を身につけるための学習コンテンツ「Yahoo!ニュース健診」を提供するという。
「Yahoo!ニュース健診」は、当該分野の専門家である平和博氏(桜美林大学リベラルアーツ学群教授)に監修してもらい、ユーザーが気軽に楽しみながら情報判断力を向上できるよう、誰にでも身近な“健康診断”をイメージした構成にするなど、さまざまな工夫を凝らしているとのことだ。
同コンテンツでは、ニュースや情報に対する判断力を「読む力」「確かめる力」「共有する力」の3種類として定義し、それぞれから3種類、合計9問のクイズを出題している。
各設問にはわかりやすい解説が掲載されているため、ユーザーはニュースや情報を正しく理解して扱う方法などについて学べるとのことだ。
ユーザーがすべての回答を終えると、正解数に合わせ3段階の“健診結果”が表示され、それぞれの設問についても「見出し釣られ傾向」「突発性シェア衝動」などの“症状”に例えたユニークな診断結果とコメントを見られるという。
これによりユーザーは、自分自身の情報判断力に関するレベルや弱点などを確認できるとのことだ。
同コンテンツを完了したユーザーは、「Yahoo!ニュース」のマイページで「健診済み」が証明できるアイコンと、“フェイクニュース”への備えをイメージした「けんさくとえんじん」のオリジナルLINEスタンプがダウンロードできる。
また、約670媒体から1日約7,500本の多様なジャンルのコンテンツが配信されている「Yahoo!ニュース」では、“フェイクニュース”などの不確かな情報がユーザーへ届くことのないように対策を講じている。
「Yahoo!ニュース」では記事配信元の媒体各社と契約する際には厳正な審査を行い、入稿ガイドラインによって正確性に欠ける記事や誤解を招く表現のある記事などの配信を禁止するとともに、違反となるコンテンツが発見された場合は、媒体各社へ修正や削除、改善の要請をしているとのことだ。
さらに「Yahoo!ニュース」では以前より、“フェイクニュース”に関する情報や対策をまとめたオリジナルコンテンツの掲載や、複数の媒体社と連携し、不確かな情報について取材および検証した記事を掲載する企画「#ファクトチェック」を実施するなど、偽情報や誤情報などに対する取り組みを行っているとのことだ。
特に多くのユーザーの不安が高まった新型コロナワクチンに関しては、ユーザーが誤った情報やデマに惑わされず、信頼性の高い情報を得ることで不安を解消できるように、「Yahoo!ニュース」や「Yahoo!検索」など、さまざまなサービスを通じて正確な情報をわかりやすく迅速に伝えるために注力しているとのことだ。
「課題解決と行動につながるニュースを伝える」をミッションに掲げる「Yahoo!ニュース」は今後も、ユーザーに信頼性の高い情報を届けるための取り組みを進めていくとしている。
■「Yahoo!ニュース健診」のイメージ