スタバ、支援を必要とする若者たちの夢を応援する「ハミングバード プログラム」が10周年 コロナ禍で広がる若者・子どもの貧困への取り組みを強化 3月7日開始

スターバックス コーヒー ジャパンは、3月7日より、スターバックス カードの発行と利用を通じて、日本にいる若者に教育や経験の機会を届ける「ハミングバード プログラム」をスタートすると発表した。

東日本大震災を受け、東北の震災遺児の進学支援を目的に2012年に開始した同プログラムは今年で10周年を迎える。

2020年からは経済的な困難を抱えた子どもたちにもその支援を拡大し、今年は長期化するコロナ禍において、さらに厳しい環境に立たされる経済困窮世帯の若者たちへの支援に取り組むとのことだ。

未来に向かって力強く羽ばたくハミングバードが印象的な、限定デザインのスターバックス カード「ハミングバード 22」や、これまでの寄付対象カード、スターバックスのロイヤルティプログラム「Starbucks® Rewards」で発行したReward eTicket を通じた寄付によって、若者たちの「学び」を応援するとしている。

■88%以上が世帯所得減見込む、コロナ禍において深刻化する「若者と子どもの貧困」

公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン(以下、CFC)のデータによると、経済困窮世帯の65%が新型コロナウイルスの影響で「世帯所得が減少した」と回答。「今後減少する可能性がある」の回答と合わせるとその影響は88%に上るという(CFC、2021年2月調査)。

加えて保護者の間では、「休校明けから不登校になった」、「教育費の節約が、子どもの進路選択を狭めるのでは」など、子どもの教育の未来への懸念も広がっているとのことだ。

スターバックスは今年も、経済的な困難を抱えた若者・子どもたちに、塾や習い事等で利用できる「スタディクーポン」を発行するCFCの活動をサポートするという。

コロナ禍でも若者たちが学びを諦めないために、賛同する利用客、情熱を持って取り組むパートナー(従業員)とともに支援を続けるとしている。

なおスターバックスは2012年以降、東北震災遺児の夢を応援するための「公益財団法人みちのく未来基金」への寄付を継続してきたが、利用者からの協力を受け、奨学金に必要とする十分な寄付額を達成。

奨学金以外で必要になる活動費のために、今後も同基金への寄付は継続していくとしている。

■プログラム概要と参加方法

新たに2022年度のスターバックス カード「ハミングバード 22」を発行する際にお預かりする寄付金、そして、寄付対象となる2012年度以降に発行された、スターバックス カード「ハミングバード」利用による売上の1%相当額、また、Starbucks® Rewardsで発行したReward eTicket を活用した寄付により集まった寄付金を2団体に寄付し、学校外の学習や経験の機会創出に役立つプログラム。

参加方法(1)スターバックス カード「ハミングバード」を利用する
〔期間 3月7日~5月15日〕
2012年度版~2022年度版のスターバックス カード「ハミングバード」での支払いによる売り上げの1%相当額をスターバックスが寄付。
また、2022年度版のスターバックス カードの発行時に100円を寄付金として預かるという。
カードの発行は4月12日まで。在庫がなくなり次第、発行終了。

参加方法(2)Reward eTicketを利用する
〔期間 3月7日~4月12日〕
Starbucks® Rewardsで発行したReward eTicketをレジで提示し、寄付したい旨をバリスタに報告。スターバックスが、eTicket1枚につき、500円分を寄付。

■寄付先

●公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン
●公益財団法人みちのく未来基金

■寄付対象カードと、2022年度版デザイン

2022年度版のスターバックス カード「ハミングバード 22」は、小さなハミングバードが、希望に満ち溢れた未来へ向かって自由に力強く羽ばたく姿が描かれている。

デザインを手がけたのは、国内で活躍する若手グラフィックデザイナーこみ ひかるこさん。多摩美術大学グラフィックデザイン学科を卒業後、広告制作会社でのデザイナーとして勤務を経て、2019年からイラストレーターとしても活動を広げている。

若い世代が未来に向かって道を切り拓く「Youth Leadership(ユース・リーダーシップ)」を象徴するアーティストであるという。

■「ハミングバード プログラム」の10年間の歩み

2011年3月11日。東日本大震災の影響で239店舗が一時休業を余儀なくされたスターバックスは、「人々の心に潤いと活力を」というミッションのもとに、義援金の寄付、募金の受付、避難所や仮設住宅でのコーヒーサーブなど、さまざまな復興支援活動に取り組んできた。

その象徴的なプロジェクトして翌2012年にスタートさせたのが、「ハミングバード プログラム」。

スターバックス カードの発行・利用を通して、全国のスターバックスから被災地の若者のために気軽に寄付ができるこのプログラムは、2020年から日本全国の支援を必要とする若者をサポート対象に加え、今年で10周年を迎える。

2012年から2021年までのカードの発行枚数は785,616枚、累計寄付金額は176,777,569円となった。

10年分の多彩なデザインの限定スターバックス カードに描かれるのは、たとえ小さくても、「私にできること」を誠実に、懸命に行う南米アンデスの民話のハチドリ(ハミングバード)。力強く未来に羽ばたく美しい小鳥に想いを託し、利用客やパートナーと共に大切に育んできたプログラムであるとのことだ。

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