パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、2008年〜2021年の期間にdodaエージェントサービスを利用したビジネスパーソン約28万人の転職した年齢について調査を実施し、結果を公表した。
■転職成功者の平均年齢は31.7歳。男女ともに転職成功者の年齢が低下
2021年に転職した人の平均年齢は31.7歳で、過去13年で最も高かった前年の32.0歳より0.3歳低下したとのことだ。
男女別で見ても、男性が0.4歳下がり32.5歳、女性が0.2歳下がり29.9歳で、コロナ禍の前の2019年と同水準になっているという。
■コロナによって採用を控えた企業が中途採用を再開した2021年は、若手人材の割合が増加
転職成功者の年齢を年齢層別にみると、「25~29歳」は昨年比+1.7ポイントと唯一割合が増加。また、転職成功者の全年代に占める割合も最大を維持しているという。
一方、減少幅が一番大きかったのは、「40歳以上」で昨年比−0.9ポイントという結果に。
若手層の割合が増加した背景には、2020年にコロナ禍で求人を控えていた企業が中途採用活動を再開したこと、またコロナ禍で即戦力採用が主軸だった企業が、採用の間口を広げポテンシャル採用を再開する動きが見られていることが要因にあると考えられるとのことだ。