東芝は、神奈川県横浜市港北区の新横浜東芝ビルに入居している同社グループの技能訓練や研修を行う「東芝研修センター」を、2023年9月末までに新たな拠点に移転し、ニューノーマル時代に即した新たな研修施設への変革を目指すと発表した。
移転は2段階で行う予定。
第1段階として技能訓練施設を、2022年9月末までに、神奈川県横浜市磯子区にある同社横浜事業所内に移転。横浜事業所には、同社グループの生産技術が結集する東芝生産技術センターなどがあり、同事業所内に技能訓練施設を設置することで、将来の同社グループのものづくりを支える若い技能者の育成を図るとのことだ。
その後、第2段階として、技能訓練施設以外の研修施設などを、2023年9月末までに川崎・鶴見地区などに移転する計画であるという。
現在の「東芝研修センター」は、大小様々な研修室、宿泊施設を備え、全国から多くの受講生が集まる集合研修の場を提供しているが、コロナ禍により、主な研修形態がオンラインに移行したことを受け、時代に即した研修施設の構築が求められている。
新たな拠点では、ニューノーマルの時代を見据え、オンラインとリアルを最適に組合せたハイブリッドな研修施設の構築を計画しているとのことだ。
同社グループは、時代に即した技能訓練施設、研修施設の構築により、同社グループを支える次世代の人材育成を目指すとしている。