ソウレッジ、緊急避妊薬の無償化に向けたクラファン実施 若者と性教育をつなぐプロジェクト

ソウレッジ

一般社団法人ソウレッジ(以下、ソウレッジ)は、緊急避妊薬の無償提供を目的としたクラウドファンディング「“緊急避妊薬と性知識”で、若者に人生の選択肢を届けたい!#わたしたちの緊急避妊薬」の実施を発表した。

“緊急避妊薬と性知識”で、若者に人生の選択肢を届けたい!#わたしたちの緊急避妊薬

緊急避妊薬(アフターピル)は、避妊をしなかった(膣外射精をした、避妊をしてもらえなかったなど)、または避妊に失敗してしまった(コンドームが破れた、外れたなど)時に服用する薬で、性行為後にできる最後の避妊方法。

服用が早ければ早いほど効果は高く、72時間以内(3日)以内の服用で妊娠阻止率は約85%と言われている。

諸外国では、避妊薬/避妊具の無償化が政策として行われており、中絶率の減少も報告されているという。しかし、日本では緊急避妊薬が8000円-1.5万円と非常に高額で、また周りに相談することができないなど、心理的なハードルも非常に高いとしている。

ソウレッジが今回行うクラウドファンディングでは、そうした緊急避妊薬にアクセスしづらい環境を改善するため、オンライン処方サービスと連携し、若者へ緊急避妊薬を無償で提供し、健康で安全に暮らせる環境をつくるための性知識を届ける資金を調達するとのことだ。

クラウドファンディング終了後、ソウレッジは「予期せぬ妊娠をした際の選択肢を増やし、リスクが高い性行為をしてしまう環境から若者が抜け出すサポート」の実現のため、(1)若者への緊急避妊薬の無償提供と(2)継続して性知識を届けるプロジェクトを行うとしている。

​​■概要

プロジェクト名:
「“緊急避妊薬と性知識”で、若者に人生の選択肢を届けたい!#わたしたちの緊急避妊薬」

実施期間:
2022年2月1日~3月25日

目標金額:
2000万円

達成後に実施する内容:
1.オンラインピル処方サービス「エニピル」と連携し、1000人の若者(今回は22歳以下を対象に実施)へ緊急避妊薬の処方を行う。次年度以降は、地域病院などとも連携し規模を拡大。
2.LINEなどを活用した性知識や福祉に関する情報を継続して発信。
3.アンケート調査などを活用し、緊急避妊薬の需要や処方後の行動を可視化。
4.避妊薬/避妊具の無償化に向けた政策提言。

達成後に実施する内容

■緊急避妊薬を処方するまでの流れ

1.公式LINEからエニピルの相談ページへ遷移
2.WEB上で問診票に回答
3.医師から電話で診察を受ける
4.最短翌日で薬が家に届く
※緊急避妊薬の費用に関してはソウレッジが後払いでエニピルへ支払い。また、ソウレッジがエニピルおよび医療機関から紹介料など報酬を受け取ることはないとしている。

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