三菱電機は、米国子会社Mitsubishi Electric Power Products(以下、MEPPI)を通じ、北米での無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply、以下、UPS)の事業拡大に向け、Computer Protection Technology(以下、CPT社)の全株式を取得する株式譲渡契約書を締結したことを発表した。

クラウドサービスやモバイル機器の増加、ビッグデータ利用の拡大等に伴うデータセンターの増加により、UPSの需要が急速に拡大する一方で、UPSユーザーからは設備の安定稼働と緊急時の迅速な対応を可能とする体制構築が求められているという。

CPT社は実績のあるUPSの保守会社として、カリフォルニア周辺地域でのUPSユーザーから長年にわたり高い信頼を得ていることから、三菱電機はCPT社の全株式取得することで、信頼性の高いUPSと保守サービスを合わせて提供し、北米でのUPS事業の拡大を図るとしている。

三菱電機は今後、MEPPIとCPT社の事業体制を強化し、データセンターの需要拡大が見込まれる北米市場において、UPS本体だけでなく、製品導入後も安心と満足できる保守サービスをワンストップで提供。市場のニーズに応えていくとのことだ。