AAR Japan[難民を助ける会]は2月25日、ロシアの軍事侵攻を逃れて周辺国に流出したウクライナ難民を支援するために、緊急募金を開始すると発表した。
ロシアのプーチン大統領は2月21日、隣国ウクライナ東部の親ロシア地域の「独立」を一方的に承認し、24日にはウクライナへの軍事侵攻に踏み切った。
現地では軍事施設への攻撃に加えて、民間人にも多数の死者が出ています。混乱を逃れて、すでに多数のウクライナ難民が西隣ポーランドなどに陸路越境しており、今後、欧州連合(EU)域内に数十万人~100万人の難民が流入すると予測されているとのことだ。
AARはウクライナ難民への緊急支援のために、東欧地域を中心に情報収集を進めており、現地協力団体と連携するなどの形で人道支援活動を開始するとしている。
なお、指定された緊急支援活動に必要な資金を上回る協力があった場合は、次なる緊急支援などに活用するという。