米アマゾンは、金銭や無料商品と引き換えに消費者に商品販売に有利な「偽のレビュー」を投稿するレビューブローカーに対し、訴訟を起こしたと発表した。

アマゾンは、偽のレビューブローカーである「AppSally」と「Rebatest」に対し、偽レビュー仲介サイトの活動停止などを求め訴訟。

この両社は、アマゾン、eBay、Walmart、EtsyなどのECサイトへの出品者に対して、買い物客を誤解させ、偽のレビューを投稿する消費者の仲介をしているという。

なお、今回の法的措置は、顧客に安全で信頼できるショッピング体験を提供し、繁栄するビジネスを創出するための広範な機会を確保するための、Amazonの包括的かつ積極的な取り組みの一環であるとのことだ。

Amazonは、インセンティブまたは偽のレビューを厳しく禁止し、機械学習テクノロジーと熟練した調査員の組み合わせを使用して、それらを検出、防止および削除するとしている。

近年、詐欺師が金銭や無料の製品と引き換えに偽のレビューや過剰なレビューを助長するという悪質な業者が出現している。2020年に、Amazonは、消費者のユーザー見られる前に2億件を超える偽のレビューを削除しているという。