USEN・ロート製薬、音楽聴取によるドライアイ改善の可能性を示唆 音楽聴取により涙液量に変化

USEN-NEXT HOLDINGSのグループ会社であるUSENは、ロート製薬と「デスクワーク中の音楽聴取が眼に与える影響」に関して共同研究を行ったと発表した。

同共同研究は、音楽聴取によるドライアイ改善の可能性があるかを検証したもので、デスクワーク中に音楽を聴いた場合では音楽を聴かなかった場合よりも、デスクワーク開始前からの涙液量変化率が向上するということがわかったという。

この結果から、デスクワーク中に音楽を聴くことでドライアイを改善できる可能性があると考えられるとのことだ。

試験概要

試験期間
2021年7月27日、2021年7月28日(各日午前)

試験対象
主にPCで業務を行うオフィスワーカー
・男性:5人、女性:5人(合計:10人)
・年齢:20代〜 50代

使用音楽
S-01「Concentration ~働く人の集中力UP~」
この番組の楽曲は、オフィスワーカーの疲れを癒し、集中して仕事に取り組めるコンディションに導くことを目的として、埼玉医科大学短期大学 和合治久名誉教授の提唱される副交感神経の働きを高める音楽要素を取り入れ、すべてUSENオリジナルで制作している。

4,000Hz以上の高い周波数帯域の音や、明るくシンプルな短い旋律の繰り返し、心地よい和音が多用されているとのことだ。

試験施設
USEN 大阪事務センター

試験方法
試験開始前に試験対象者の涙液量・最大開瞼時間(目を開けていられる最大の時間)・自覚症状のデータを取得し、初期値とした。その後、試験対象者には音楽を聴かない状態でデスクワークを行い、60分後、120分後に涙液量・最大開瞼時間・自覚症状のデータを取得。翌日、音楽を聴いた状態で同様に試験を実施。

試験結果
測定項目のうち涙液量に関して、デスクワーク中に音楽を聴かなかった場合と比較して、音楽を聴いた場合は、涙液量変化率が有意に高くなったという。

共同研究
ロート製薬株式会社

健康BGMについて
同社では、「SDGs(持続可能な開発目標)」の概念に賛同し、「健康×音楽=健康BGM」をテーマに、新たな研究を実施し、人々の健やかな暮らしを支える番組を制作している。

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