日本経済新聞社の研究開発組織である日経イノベーション・ラボは、タブレット端末を内蔵した鏡型のデバイス「日経IoTスマートミラー」を開発。

その技術を使い、旅行情報や交通情報、最新のニュースなどを日常生活の中で気軽に確認できる「IoTスマートミラー 日経×JAL青森編」を日本航空(JAL)と共同制作したと発表した。

3月2日から6日にかけて東京都港区のJR高輪ゲートウェイ駅で行われる開業2周年イベント「Playable Week 2022」に出展。「IoTスマートミラー 日経×JAL青森編」の展示は3月5日~6日の2日間を予定しているという。

鏡型デバイスの日経IoTスマートミラーは、ふだんは鏡として使いながら、そこに様々な情報を重ねて表示させられる。

これまでの技術では鏡の反射率を上げると厚みが増し、タッチ操作ができなくなるといった課題があった。日経イノベーション・ラボの技術で、鏡としても利用でき、さらにタッチ操作も可能なデバイスを実現したとのことだ。

PCやスマホの利用時間が飽和しているユーザーとの新たな接点になるメディアとして日経IoTスマートミラーを考案。

新聞記事や株価、天気など、ユーザーがカスタマイズした情報を表示できる。将来はオフィスや美容室、ラウンジなどでの利用が想定できるとみているという。

JR高輪ゲートウェイ駅2周年イベントに出展

今回、JR高輪ゲートウェイ駅の開業2周年イベントに出展。

JALとコラボレーションした「IoTスマートミラー 日経×JAL青森編」では、青森の魅力や観光情報を調べることができる機能や、顔認識を行って旅の目的地を占うことができる「旅占い」などが楽しめるとのことだ。

JALが持つ地域の魅力を伝える多くのコンテンツと、日本経済新聞社の持つ様々なコンテンツをスマートミラー上で見ることができ、双方の魅力を生かしながら、今後も新しい形での情報発信に挑戦をしていきたいと考えているという。