三菱重工、シンガポールの「新交通システム」増強プロジェクトを受注

三菱重工グループの三菱重工エンジニアリングは、三菱重工のアジア地域拠点であるシンガポールのMitsubishi Heavy Industries Asia Pacific Pte. Ltd.(以下、MHI-AP)および三菱商事と共同で、シンガポール北東部を走る全自動無人運転車両システム「センカン・プンゴルLRT」の輸送力増強プロジェクト工事をシンガポール陸上交通庁から受注したと発表した。

開業以来の安定した運行実績やアフターサービスの対応が高く評価されたことによるものだという。

2003年に開業した同LRTは、地下鉄北東線の2駅(センカン駅・プンゴル駅)と住宅街を結ぶ路線長23.3kmの支線。

今回受注したプロジェクトは、人口が大幅に増加しているセンカン・プンゴル地区の同LRT利用者増に対応するべく既存線の輸送能力増強を進めるもの。

MHIENGとMHI-APは、2両連結車両17編成(34両相当)の新車両供給に加え、既存車両基地の大型拡張に伴う信号、軌道、車両保守機器といったシステム一式の更新工事を担当する。

三菱重工グループは、これまでの豊富な実績と知見を生かし、シンガポールをはじめとした世界各地の経済発展、交通利便性向上といった地域課題への対応と解決策の提供を目指すとしている。

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