イオンは、2020年に策定した「イオン プラスチック利用方針」に基づき、持続可能なプラスチック利用に取り組んでいる。
事業活動で使用する使い捨てプラスチックを2030年までに半減する目標を掲げ、イオンのブランド「トップバリュ」で使用するペットボトルは、2030年までに100%再生または植物由来素材への転換を目指しているとのことだ。
より確実に使い捨てプラスチックの使用量を削減するため、2022年度は、特に下記の取り組みに注力するという。
この2つの取り組みで年間約500tの使い捨てプラスチックが削減でき、約1,486tのCO2 削減に貢献するとしている。
1.無料配布カトラリー類を紙・木製に切り替え
2022年3月から順次、イオンの主要なグループ店舗で無料配布しているストロー・カトラリー類を、プラスチック素材から紙や木などの環境配慮型素材へ切り替え、年間で約150tのプラスチックを削減するという。
2.イオンの店舗で回収したペットボトルを使用した「トップバリュ」商品を発売
イオン店舗の資源回収ボックスにユーザーが持ち込んだ使用済みペットボトルを、容器の原材料に再生した「トップバリュ」の飲料を発売するという。
同商品は、2021年2月に丸紅グループと連携して開始した「ボトル to ボトル プロジェクト」を通じて調達したペットボトルを使用しており、今回の商品化により年間で約350tの化石由来のバージンプラスチックを削減するとのことだ。