不二家および丸紅は、ベトナム社会主義共和国(以下、ベトナム)国内に不二家菓子製品の輸入および販売を目的とする合弁会社を共同で設立することについて合意したと発表した。
2022年中にベトナムで菓子の輸入販売を開始し、現地でのマーケティングや販売促進の検証を行っていくという。
1.設立の目的
不二家は、国内ビスケット・クッキー市場において、トップシェアの「カントリーマアム」ブランドをはじめ、多くの菓子製品を製造販売している総合菓子メーカー。
また、丸紅は、日本において菓子卸売事業を、アジア、特にベトナムにおいては加工食品の製造・販売事業を運営している。同合弁会社にて互いの強みを活かし、成長著しく継続的な伸長が期待されるベトナムでの菓子市場へ参入するという。
2.事業計画
同事業にて参入予定のビスケット・クッキー市場は最も規模が大きく、今後も成長が期待されるカテゴリー。
2022年より、ベトナム国内(ホーチミン市)にてビスケットを中心とした日本からの輸入商品の販売を開始し、現地での受容性の検証を行い販売モデルの確立を進めていくとのことだ。
将来的には菓子製品ブランドの拡張や現地での製造も視野に入れた総合菓子メーカーとしてベトナムでの事業拡大を目指していくとしている。
3.合弁会社の概要
(1)名称 FUJIYA VIETNAM CO., LTD.
(2)所在地 ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市(予定)
(3)事業内容 菓子の輸入販売
(4)設立時期 2022年5月(予定)
(5)出資比率 不二家:50%、丸紅:50%