大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、大阪府岸和田市において電動アシスト自転車などのパーソナルモビリティを利用して暮らしの様々な拠点を結び、地域間の移動や経済の活性化を促す実証実験を2022年3月13日まで実施することを発表した。

同実験は、大阪スマートシティパートナーズフォーラムのプロジェクトの一環として損害保険ジャパンと共同で取り組むものであり、その成果を「移動がスムーズなまちづくり」の実現に活かしていくとのことだ。

【実証実験の概要】

実施期間:2022年1月31日~3月13日

岸和田市は、住まいや商店街、観光スポットや郊外といった様々な拠点をパーソナルモビリティなどの新しい移動サービスで結び、地域内の移動と経済の活性化を促す取り組みを進めているという。

この活動に対してDNPは、公共交通の鉄道・バスや、シェアリングする電動アシスト自転車など、複数の移動サービスの結節点として機能する「DNPモビリティポート」を「道の駅 愛彩ランド」に提供。

この「道の駅」を含む市内4箇所で、電動アシスト自転車のシェアリング環境を構築するとのことだ。

実証実験のイメージ

「DNPモビリティポート」のタッチパネル式ディスプレイを利用することで、地元の生活者や岸和田市を訪れる人も、各拠点間のスムーズな移動に関する情報の収集や電動アシスト自転車の予約などを行うことができ、移動サービスの情報などは生活者のスマートフォンでも確認できるとしている。

同実証実験では、この他にも中山間部の生活を支援する軽量電動バイクの走行も含め、パーソナルモビリティの移動データを収集し、将来のまちづくりに役立てていくとのことだ。