良品計画は、埼玉県南埼玉郡宮代町と、「感じ良い暮らしと社会」の実現に向けて共に協力し合い、より良い地域づくりを進めることを目的とした「宮代町と株式会社良品計画の地域活性化等に関する包括協定」を締結したと発表した。

宮代町の地域活性化と、地域価値の向上を図る

同社は、「感じ良い暮らしと社会」の実現を目指し、各自治体や地元住民が主役となって、無印良品が巻き込まれる形で地域を活性化するさまざまな取り組みを進めているという。

昨年9月には、宮代町内の東武スカイツリーライン東武動物公園駅西口にて、「無印良品 東武動物公園駅前」をオープン。同店では、出店前から社内研修「暮らしの編集学校」などの活動を通じて、宮代町との連携と共生を目指してきたとのことだ。

一方、宮代町は、都市的に洗練された面と居心地の良い田園的な面を有しており、そのバランスを「宮代らしさ」と考えている。

近隣に働く住民も増えており、互いの”顔が見える距離”にある点も魅力的とのことだ。同町は「宮代らしさ」を地域価値として高める機会と捉え、住みたい、住み続けたいと思える町になることを目指しているという。

このような同町と同社が目指す理念が、互いに重なり合い、共鳴し合ったことで、今回包括協定の締結に至ったとのことだ。

同協定に基づき、同社では「無印良品 東武動物公園駅前」にて、「まちの案内所」「Open MUJI学び舎」を通して町の魅力の情報発信や「みんなの広場」を拠点とした日常的なにぎわいの創出、「みんなの台所」における起業・創業の支援のほか、地産農産物および商品の開発支援などを行っていくとしている。

【同協定で連携する取り組み】
地域の魅力発信に関すること
地域のにぎわい創出に関すること
起業及び創業の支援に関すること
地域資源を活用した産業振興に関すること
地域の公共施設・空間の有効活用に関すること
災害対策に関すること
子育て世代や青少年の支援に関すること

同社は、地域に開かれた店舗運営や各自治体との連携を通じ、地産地消や雇用創出、まちづくりなど、”新たな価値の共創”を全国各地で推進している。

同協定を通し、宮代町とも多様な分野で連携し、同町内地域のより一層の活性化を図っていきたいと考えているとのことだ。