東海技研と、東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)とJR東日本メカトロニクスは共同で、JR東日本が発行するSuicaを駐輪場の定期券として利用できる実証実験を2022年2月14日より実施すると発表した。
1.概要
東海技研が提供する駐輪場システム「サイクルン」の定期Web申込システム「CyclunePedia(サイクルンペディア)」と、JR東日本メカトロニクスが提供する各種IDを連携するシステム「ID-PORT(アイディ・ポート)」を接続し、Suicaを駐輪場の定期券として入出場できる実証実験を実施。
日頃使っているSuicaやモバイルSuicaのID番号を専用サイトより登録することで、対象の駐輪場ゲートを導入している駐輪場で定期券として利用できる。
なお、SuicaのID番号の登録にあたっては、JR東日本が提供する「Suica認証情報提供サービス」を活用することで、SuicaのIDの安全な管理にも配慮した仕組みを実現しているとのことだ。
【利用イメージ】
2.期間(予定)
2022年2月14日~3月31日
3.実施箇所
JR横浜線・鴨居駅前千代松駐輪場
4.主な特徴
(1)手持ちのSuicaやモバイルSuicaを駐輪場の定期券に
日頃使っているSuicaやモバイルSuicaを、駐輪場の月極で利用可能な定期券として使えるという。これにより、管理側でのカード発行が不要になり、管理コストも軽減される。
(2)オンライン登録が可能に
専用サイトからSuicaのID番号を登録できるため、対面での申込手続きが不要。利用者は、オンラインで時間と場所を選ばず登録できる。
なお、同実証実験では、PASMO(モバイル含む)も利用でき、今後レンタサイクルなどの利用にも拡大を予定しているとのことだ。