資生堂、プロフェッショナル事業をヘンケル社へ譲渡

SHISEIDO 

資生堂は、「SHISEIDO PROFESSIONAL」などヘアサロン向け業務用を中心としたヘアケア剤、ヘアカラー剤、パーマ/ストレートパーマ剤およびスタイリング剤商品等を日本とアジアで展開するプロフェッショナル事業(以下、対象事業)について、Henkel AG & Co. KGaA (以下、ヘンケル社)に譲渡すると発表した。

対象事業の全体を包括する事業ブランド「SHISEIDO PROFESSIONAL」は、ヘンケル社に商標権の使用をライセンスするとしている。

一方、傘下の製品ブランドである「SUBLIMIC」、「PRIMIENCE」、「CRYSTALLIZING」など全ヘアブランドを譲渡し、また、対象事業の日本国内での関連資産を承継する会社の株式20%を引き続き保有することを通じて、対象事業のさらなる成長をサポートしていくとのことだ。

ヘンケル社は、ヘアサロンおよびコンシューマー向けヘア領域に強みを持つビューティーケア事業をグローバルに展開。

日本・アジアを中心として確立されたブランドを持つ資生堂のプロフェッショナル事業は、欧米でのヘア領域の事業で豊富な実績を有するヘンケル社グループと一体化することで、グローバルレベルの投資機会と事業体制を備えることが可能になるという。

具体的には、会社分割により、資生堂が日本国内で保有する対象事業の関連資産を資生堂の100%子会社に承継させ、同社の株式の80%をヘンケル社の子会社に譲渡するとともに、海外における対象事業の子会社株式および関連資産をヘンケル社グループ会社に譲渡するとのことだ。

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