富士通オーストラリアは、現地のMicrosof Gold Partnerである、oobe Proprietary Limited(以下、oobe社)を買収したと発表した。
この買収は、富士通オーストラリアが2021年4月に買収したデータアナリティクス・コンサルティングファームVersor Proprietary Limitedに続き、この1年間で2社目であり、富士通グループのDXビジネス拡大に向けた戦略的M&Aの一環となるという。
2007年に設立されたoobe社は、エンドユーザーコンピューティング、アプリケーション、データ、クラウドおよびサイバーセキュリティにおいて「Microsoft Azure」を含むMicrosoftをベースとしたサービスと製品を有しており、Microsoft Cloudや近代的なオフィス環境構築、およびセキュリティプロバイダーとして業界をリードしてきた経験と専門知識があるという。
今後、oobe社は、oobe, a Fujitsu companyと改称され、富士通グループの一員として、引き続きStuart Kilduff氏のリーダーシップの下で運営される。
今回の買収により、富士通グループはoobe社の知見を生かし、富士通グループの提供するマルチクラウド、「Work Life Shift」およびセキュリティサービスに関するソリューションを補完。
これにより富士通グループとoobe社の既存および新規顧客に対し、更なるDXサービスの提供を行っていくとのことだ。
同買収は、富士通グループの顧客基盤を拡大する一方で、富士通オーストラリアとoobe社の公共分野への豊富な専門性を結集し、豪州政府へより優れた価値の提供を行うと共に、oobe社の知見をグローバルへ積極的に展開していくとしている。