ウェザーニューズは、スマホアプリ「ウェザーニュース」の「積雪レーダー」をバージョンアップし、積雪深をグラフで表示する機能を追加したと発表した。
「積雪レーダー」は、業界で唯一、1kmメッシュ/3時間ごとの高解像度な積雪予測がマップ上で確認できるコンテンツ。スマホアプリ「ウェザーニュース」のユーザーから寄せられる天気や積雪の報告を取り入れることで、より高精度な予測を実現している。
任意の地点における3日先までの積雪深の変化がひと目でわかりやすく、雪かきの準備やタイミングの判断に便利であるとのことだ。
10日は南岸低気圧の影響で雪が降り、関東平野部でも積雪する予想である。「積雪レーダー」を積雪対策に役立ててほしいとのことだ。
3日先までの高解像度な積雪予測がマップ上で確認できる「積雪レーダー」
「積雪レーダー」は、現在までの積雪深の変化と今後の予測をマップ上に表示するコンテンツ。降雪による積雪の増加や昇温や降雨などによる雪どけを考慮した積雪深の予測を、3日先まで3時間ごとに、1kmメッシュで確認することができる。
積雪エリアが1kmメッシュの細かさでわかるため、自宅や職場、学校などはもちろん、移動ルート上の積雪深までより詳細に把握でき、また、積雪深の変化が3時間ごとにわかるため、雪かきの準備やタイミングの判断に役立つとのことだ。
なお、24時間先までは誰でも無料で利用可能とのこと。
積雪深をグラフで表示する機能を追加
「積雪レーダー」をより便利に使ってもらうため、積雪深をグラフで表示する機能を追加。
現在地や登録地点の積雪深の増減をグラフでひと目で把握することができる。またグラフの上部には、積雪深の数値(cm)に加えて、積雪の影響度合いを「芝生にうっすら」「道路にうっすら」「道路にしっかり」「道路にどっさり」「どっさり」「豪雪レベル」の6段階で表示し、生活にどのくらいの影響がありそうかも確認することができるとのことだ。
ユーザーからの報告の活用で、より高精度な積雪予測を実現
積雪の予測値を作る上で重要な積雪の実況について、より正確に把握するためには多くの観測データが必要になる。しかし、アメダスの積雪観測は雪国を中心に約330か所、関東地方の平野部(標高150m以下)には10か所しかない。
このため、東京、名古屋、大阪など太平洋側のほとんどの地域では、積雪の実況を観測機のみで把握するのは困難であるという。
そこで同社では、スマホアプリ「ウェザーニュース」のユーザーに呼びかけ、天気や積雪の報告を送ってもらい、ユーザーから寄せられる報告を活用することで、観測機の無い場所でも積雪の実況を詳細に把握することができるようになったという。
より正確な実況値を反映させることで積雪予測の精度向上を実現しているとのことだ。
同社では、今後もユーザーから寄せられる情報を積極的に活用し、ユーザーの安全で快適な生活に役立つ情報提供に取り組んでいくとしている。