2022年のバレンタイン事情、本命や自分にチョコをあげる人が増加 贈る相手は厳選傾向に 日本インフォメーション調べ

バレンタイン 調査

日本インフォメーションは、女性にとってのバレンタインが多様化していることから、実態を把握するための調査を2020、2021年に引き続き2022年も行い、結果を公表した。

新型コロナウイルスのバレンタインチョコレートにおける影響も含め、2022年のバレンタイン事情について幅広い年代の女性900人を対象に聴取を行ったとのことだ。

2022年のバレンタイン事情

■今年のバレンタイン準備する?

今年のバレンタイン準備するかという調査では、「今年プレゼントする予定」は「昨年プレゼントした」と同じく63%となったという。各属性別では、「20代会社員(未婚)」「30代会社員(未婚)」を除いて「昨年プレゼントした」より上昇。

特に「女子高生」は4ポイント上昇し82%と他属性よりも高く、2020年の「今年プレゼントする予定」(78%)をも上回る結果となったとのことだ。(図表1)

今年のバレンタイン準備するkかか

■新型コロナウイルスの影響による変化はある?

新型コロナウイルスの影響としてあてはまるものでは、最も高かったのは「すべてのチョコを渡すのをやめる」で31%となった。

「手作りのチョコレートを渡すのはやめる」は、特に「女子高生」「女子大生」「20代会社員(未婚)」で高く、それぞれ4割以上となっており、コロナウイルスのバレンタインへの影響がしっかりとみてとれるという。

一方で、「本命チョコはやめる」「マイチョコはやめる」「感謝チョコはやめる」は3~5%と低く、チョコの種類によっても、変化に差がみられたとしている。

新型コロナウイルスの影響による変化

■どんなチョコを贈るの?

今年プレゼントする予定を聞くと、「女子高生」が贈る相手の多くは「友チョコ」で88%となったが、昨年の97%からは、10ポイント近く減少。

「女子大生」が贈る相手としても「友チョコ」は54%で高い結果となったが、「本命チョコ」も50%と高く、昨年プレゼントした36%より、14ポイントも上昇しているという。

「本命チョコ」は「40-50代(既婚)」を除いてどの属性でも昨年より上昇しているが、特に「20代会社員(未婚)」「30代会社員(未婚)」で高く、「20代会社員(未婚)」については、実に70%がプレゼントする予定と回答。

一方、どの属性でも昨年より減少しているのは「義理チョコ」となり、「友チョコ」「感謝チョコ」も多くの属性において減少傾向がみられたとのことだ。

どんなチョコを贈るか

■バレンタインチョコレートの総予算/贈る人数合計は?

今年のバレンタインデーの予算合計は、平均4,792円となり、渡す予定の人数・計は平均5.0名で、2021年、2020年同様に、1月時点の予定ではそれぞれ昨年より若干低めになったとしている。

今年の予算も昨年の費用も、2021年、2020年より上昇傾向を続けているが、人数・計はそれぞれ減少傾向にあり、相手を厳選して贈る傾向が強くなっている様子が2021年から継続してうかがえる結果となっているとのことだ。

バレンタインチョコレートの総予算/贈る人数合計は?

■贈る相手/目的別の予算と人数は?

最も予算をかけるつもりなのは、2021年同様やはり「本命チョコ」となり、1個当たりの金額は平均2,565円となった。

次いで「マイチョコ(自分チョコ)」に予算をかけると回答した人が多く、1個当たりの金額は平均同1,971円で、自分へのご褒美には予算をいとわない傾向も引き続きみられたとしている。

2022年の傾向としては、「友チョコ」「義理チョコ」の個数が2021年との比較で減少しているが「感謝チョコ」の個数は上昇しており、相手を厳選しつつも、感謝はきちんと伝えたいといった様子もうかがえるとのことだ。

贈る相手/目的別の予算と人数

■チョコレートの購入場所は?

購入予定場所としては「デパート・百貨店」が全体で最も高く36%、次いで「ECサイト計(「ネット通販、ネットスーパー」「チョコレート専門店、菓子店のオンラインショップ」)」が24%という結果に。

若年層では「自分で手作りをする」も高く、「女子高生」では55%となった。

■チョコレートを選ぶ基準は?

チョコレートを選ぶ基準としては、2021年までと同様、全体的に「美味しさ」「味の好み」が中心だが、これまで基準とされがちだった「価格の手ごろさ」は2022年はやや減少傾向にあるという。

その他「ボリューム感」も2021年より各チョコとも減少し、手頃さや量よりも、より質重視の傾向をうかがわせる結果となったとのことだ。

チョコレートを選ぶ基準

調査の結果から、若い女性を中心に昨年から更に厳選した相手に予算をかける傾向が高まっていることがうかがえ、新型コロナウイルスでコミュニケーションの機会が減っている昨今、多くの人への感謝をというよりも、本当の気持ちを伝えるよいきかっけなっているようだとしている

【調査概要】
調査地域:日本全国
調査対象:15~59歳の女性
サンプルサイズ:900サンプル
調査方法:インターネット調査
調査実施時期:2022年1月19日~2022年1月20日

<参考>
日本インフォメーション(株)調べ『令和のバレンタイン事情2022 ~女性たちのホンネ~

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