日本マクドナルドは、遊ばなくなったハッピーセットのプラスチック製おもちゃを全国のマクドナルド店舗にて回収しリサイクルするおもちゃリサイクルプロジェクトにおいて、2021年に人々から回収したおもちゃの数が約305万個であったことを発表した。

また、2022年も引き続き通年でのおもちゃ回収を実施し、人々には年間を通して、いつでも全国のマクドナルド店舗でおもちゃをリサイクルできるという。

また、回収したおもちゃは、店舗で使用するみどりのトレイやおもちゃ回収ボックスなどに生まれ変わり、マクドナルドの店舗で活躍しているとのことだ。

ハッピーセットを年間約1億食販売しているマクドナルドは、昨年9月にハッピーセットのおもちゃにおいて、2R(リデュース/リサイクル)の両面で環境に配慮していく方針を発表。

今後は化石資源由来の原料を新規に使用したプラスチックを2025年末までに段階的に削減し、サステナブルな素材を使用したおもちゃに移行していくと同時に、2018年から行っている「おもちゃリサイクル」に継続して取り組んでいくとしている。

保護者から「家におもちゃがどんどんたまって困っている」、「でも捨てるのはもったいない」という意見が寄せられたことがこの活動を始めるきっかけとなり、子供たちに遊ばなくなったおもちゃを大切な資源としてリサイクルできることを楽しく体験してもらえるよう、店舗で使用しているみどりのトレイなどに再製品化するという“目に見える形”にこだわったという。

実際、すでにおもちゃが285,700枚のトレイに生まれ変わり、参加し人々に行った調査でも満足度96%、継続参加意向95%と非常に高い評価を得られたことから、同社は同プロジェクトを継続実施していくことの意義を強く感じているとのことだ。

同社は、今後も「おもちゃリサイクル」を通して子供たちのものを大切にする心や親子のコミュニケーションの機会を醸成するきっかけを生み出し、企業として環境保全にも取り組んでいきたいと考えているという。

マクドナルドは、変化する社会や人々のニーズに柔軟に対応し、進化を続けるという。そして、持続可能な社会の実現に向けて取り組みながら、「おいしさと笑顔を地域の皆さまに」提供していくとしている。