フィリピン、日本からの入国を受入れ再開へ 2月10日から「ビザ免除国」対象に

Philippines

フィリピン観光省(東京都港区 東日本代表:ニール P. バレステロス)は、フィリピン政府が2月10日より、日本を含むビザ免除国を対象にワクチン接種済みの外国人渡航者の受け入れを再開することを発表した。

同発表は、フィリピン政府の新型コロナウイルス感染症に関する省庁間タスクフォース (以下、IATF-EID))が、観光省の提案を承認したことを受け、ベルナデット・ロムロ・プヤット観光大臣 が1月28日に正式に発表したもの。

プヤット大臣は、「外国人観光客の入国許可に関する提案を IATF-EIDが承認したことに関し、観光省はその決定を歓迎いたします。今回の決定は、観光業に依存する地域の雇用回復ならびに、コロナ禍で閉鎖に追い込まれた企業の再興に大きく貢献するものと期待しています」と述べている。

なお、プヤット大臣は、今回の IATF-EIDの決定が対象とするのは、観光目的を含むビザ免除国からの渡航者のみであることを明らかにしている。

今回の決定に伴い、IATF-EIDは2022年2月1日より国別評価システムを停止し、2月1日以降については、海外から帰国するワクチン接種済みのフィリピン人または入国資格を有する外国籍の人を対象に、出発48時間前のPCR検査で陰性であることを条件に、フィリピン到着後の検疫ホテル隔離は不要とする対策を公表した。

渡航者は、到着日から7日間は自身の健康観察を行い、症状が現れた場合は、目的地の地方自治体に報告することが義務付けられているとのことだ。

同様に、観光目的のみならず、2月10日以降、大統領行政命令 (E.O. 408) に基づき、フィリピン入国時にビザを免除される国(日本を含む)からのワクチン接種済みの渡航者に対しても、次の条件のもとで受け入れが可能となる。

・ パスポートの残存有効期間が到着時に6カ月以上あり、出発国または第三国への帰国・出国のための航空券を所持していること
・ 出発48時間前のPCR検査で陰性であること
・次のいずれかのワクチン接種証明書を所持していること(*但し、18歳未満はワクチン接種証明書の提示が免除される。)
-世界保健機関 (WHO) 発行の予防接種証明書
-フィリピン政府保健省の証明書 (VaxCertPH、 https://vaxcert.doh.gov.ph 参照)
-フィリピン政府保健省の証明書を相互協定により認証している外国政府の国家・州デジタル証明書、別途IATFに特別認可された証明書:日本の自治体が発行する「新型コロナウイルス感染症 予防接種証明書」、およびデジタル庁・厚生労働省が提供する「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」も対象。
・フィリピン入国時の検疫プロトコルに従うこと

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